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テヘランの金の匙「ソバニ」

Posted December. 14, 2018 08:07,   

Updated December. 14, 2018 08:07

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「私の華やかな写真を見る時間があるなら、金を稼ぐ方法でも探せ」

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のアカウントにヨットやスポーツカー、ブランドで囲まれた日常を公開し、イランで「金の匙」スターになったサバ・ソバニ氏が最近投稿した文だ。

イラン元大使の息子で、フォロアーが数万人にのぼるソバニ氏は、アラブ首長国連邦・ドバイの高級クラブで、「百万長者がここにいる」というプラカードを持って踊り、歓呼する写真や100ドルの札束を手に持っている写真などを投稿している。あるデパートでは、カルティエやルイヴィトンといった高価ブランドのバックを持って記念写真を撮った。広い高級車にふんぞり返って座ったり、白い泡を立てて走るヨットの甲板に横になり、アイスボックスに入った冷えたシャンパンをカメラに向けて掲げたりもした。奢侈を批判する世論には、「私を嫉妬するのに時間をどれだけ使うつもりなのか」と嘲弄する口調で返す。

中東専門ニュースサイト「ミドルイースト・アイ」(MEE)は12日、ソバニ氏のようなイランの「金の匙」が、米国の対イラン制裁によって生活苦にある市民を激怒させていると報じた。米主導の経済・金融制裁後、物価が急騰し、街には失業者が溢れている状況で、一部の政府官僚と企業家の子弟は、庶民が想像できないほどの華やかな生活を楽しんでいるためだ。

 

イラン国民の日常生活は闘争に近い。米国の2段階目の制裁(11月5日)を前後した1ヵ月の物価は前年同期に比べて40%近く上昇した。特に、果物や魚など食料品の物価上昇幅が最も大きい。若者層は仕事を見つけることができない。300万~350万人が仕事がない。経営状況が困難になって倒産する企業も続出しており、失業者はさらに増える見通しだ。就職活動中の学生、レザー・テラクシャニさんは、「イランの若者の多くが結婚式を挙げたり家を助ける金がなく、結婚を先延ばしにしている」とし、「金の匙をくわえて生まれた彼らを見て怒りが込み上げる」と話した。

 

イラン政府は、「為替操作」などで莫大な利益を得た経済犯罪に重い刑罰を科している。経済不安に揺れる社会に恐怖を与えるためだ。イランのイスラム革命裁判所の「反腐敗特別裁判所」は最近、経済犯罪30人に懲役20年を宣告した。すべて収賄、横領、経済破綻などの容疑で起訴された外国為替ディーラーだ。イラン司法省報道官は、「不当な利益はすべて差し押さえる計画だ」と明らかにした。


徐東一 dong@donga.com