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1日10時間座って仕事をすれば糖尿病のリスク1.6倍に

1日10時間座って仕事をすれば糖尿病のリスク1.6倍に

Posted December. 11, 2018 09:07,   

Updated December. 11, 2018 09:07

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座っている時間が1日に10時間以上の会社員は、5時間未満の会社員より、インスリン抵抗性が生じるリスクが最大で1.6倍も高いことが分かった。

延世(ヨンセ)大学医学部予防医学教室の朴恩澈(パク・ウンチョル)、チュ・ヨンジュン教授チームが、2015年に国民健康・栄養調査に参加した成人のうち、糖尿病のなかった2573人を分析した結果だ。「インスリン抵抗性」とは、血液中のブドウ糖量(血糖)を一定に維持させるインスリンに、体内細胞が抵抗することを意味する。糖尿病や様々な代謝疾患の原因となる。

調査対象者のうち、一日平均座っている時間が、△5時間未満は19.9%、△5時間以上〜8時間未満は38.7%、△8時間以上〜10時間未満は22.4%、△10時間以上は19.0%だった。このうち、一日に座っている時間が10時間を超えた人は、5時間未満の人よりインスリン抵抗性が生じる危険性が1.4倍も高かった。特に会社員だけを別に調べた時、一日に10時間以上座っている場合、インスリン抵抗性のリスクが5時間未満より1.6倍も高くなった。

朴教授は、「インスリン抵抗性の数値が1.6を超えた場合、インスリン抵抗性に問題があると診断した」とし、「会社員はもとより、会社レベルでも長時間座っている勤務パターンを変えるように努力しなければならない」と語った。


金潤鍾 zozo@donga.com