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父親は「飲酒運転に厳しい処罰を」、「ユン・チャンホ事件」初公判

父親は「飲酒運転に厳しい処罰を」、「ユン・チャンホ事件」初公判

Posted December. 08, 2018 07:35,   

Updated December. 08, 2018 07:35

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7日午前11時10分、釜山(プサン)地裁東部支院の304号法廷。泥酔状態でBMW車を走らせて、ユン・チャンホ氏を引いて死亡させたパク某被告(26)が法廷に入ると、一瞬沈黙が流れた。この日は、パク被告の初公判の日だった。水色の囚人服を着たパク被告は、肩を丸めていたが、背が高くて元気な青年だった。彼は被告人席に座る前に、傍聴席を一度見つめては首をうなだれた。

パク被告と2メートルほど離れた傍聴席には、ユン氏の両親が惨憺な表情で座っていた。母親のチェ・ウンヒさん(50)は、裁判が行われている間、すぐにでも泣きそうな表情でパク被告を眺めて、祈るように目をつむるなどした。父親のユン・ギヒョンさん(53)は、淡々とした表情だったが、パク被告が法廷に入った瞬間は顔が歪んだ。

裁判に先立ってユン氏の友人たちは記者会見を開き、パク被告に対する厳罰を求めた。ユン氏の友人、イ・ヨングァンさん(22)は、「飲酒運転が実際に強力な処罰を受ける判決が出るまでは、被害者の苦痛は繰り返されるだけだ」とし、「最低限の誠意すら見せず、事件の収拾に忙しい加害者に厳重な判決を下してほしい」と訴えた。ユン・ギヒョンさんも裁判後に、「飲酒運転を厳しく処罰するスタートになれるように、司法は賢明な判断を下すだろう」と明らかにした。

釜山地裁東部支院刑事4単独(金東昱判事)の審理で行われた同日の裁判で、パク被告は裁判中に床と指先だけを交互に見つめた。パク被告側は、特定犯罪加重処罰法上の危険運転致死などの容疑をすべて認めた。


崔智善 aurinko@donga.com