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済州に国内初の営利病院を5日に許可

Posted December. 05, 2018 08:15,   

Updated December. 05, 2018 08:15

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済州島(チェジュド)の元喜龍(ウォン・ヒリョン)知事は、韓国国内初の営利病院である済州西帰浦市(ソギポシ)の緑地(ノクジ)国際病院の開院許可方針を確定して、5日発表することが分かった。

4日、元知事は、10月初めに緑地国際病院の熟議型公論調査委員会が「開設不可」の意見を勧告後、苦心を重ねてきた末に開院を許可することに決心を固めたと伝えられた。開院を認めなかった場合に予想される国際的な信頼度低下と巨額の損害賠償訴訟、外交的問題などの後遺症を考慮して決定を下したと伝えられた。許可の発表は5日、済州道庁で行う予定だ。

これに先立って元知事は3日、緑地国際病院関連の高官らとの会議で、「熟議型公論調査委員会の勧告を最大限尊重しなければならないが、行政の信頼性と対外信頼度、良い雇用創出など、地域経済の回復を考慮して最終決定を下さなければならない時期だということに共感ができている」と明らかにした。

西帰浦市のヘルスケアタウン内に建設された緑地国際病院は、開院許可を受ければ、医療施設の整備などを経て、来年初めにオープンする予定だ。中国の綠地グループが投資した緑地国際病院は、2015年12月に政府から営利病院の事業許可を受け、昨年8月に建物を完成した。敷地購入費、建築費、施設費、人件費など778億ウォンを投資して病院職員134人を採用している。

開院に反対する声も出ている。全国保健医療産業組合は4日、声明で、「島民が民主的に決定した緑地国際病院の不許可決定を覆すことは、民主主義に反する乱暴であり、暴挙だ」と主張した。


任宰永 jy788@donga.com