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米朝高官協議、今月中の開催は実現せず

Posted November. 26, 2018 08:55,   

Updated November. 26, 2018 08:55

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11月最後の週の開催が予想されていた米朝高官協議が来月に持ち越される可能性が高まった。

25日現在、北朝鮮は高官協議を要請した米国に返事をしていない状況だと、複数のワシントン消息筋が伝えた。ある消息筋は、「北朝鮮が制裁緩和を拒否する米国に会談の条件として何かを要請しているというよりも全く返事をしていないようだ」とし、「米国は北朝鮮が純粋に日程の問題で会談延期を要請すると明らかにしたため、返事が来ると期待している」と話した。

 

北朝鮮が、米国時間で週末に返事をするとしても、26~28日に協議を開催することは困難なうえ、その後はポンペオ米国務長官の日程が合わない。ポンペオ氏は29日~12月1日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれる主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議にトランプ米大統領に同行して出席する予定だ。結局、高官協議が12月初めに延ばされる可能性が高いが、その後になる可能性も排除できない。

高官協議はトランプ氏が望む米朝首脳会談の場所と日程を確定することが第一の目標だったため、高官協議が遅れたことで、1月初めに予想されている米朝首脳会談も延期になる可能性が高まった。特にポンペオ氏をはじめ国務省実務者らは「成果のない米朝首脳会談はしない」という方針を明確にしており、北朝鮮としては会談戦略を全面的に再調整している可能性が指摘されている。


朴庭勳 sunshade@donga.com