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ポンペオ国務長官、「非核化と足並み揃えるべき」と南北の先走りを警告

ポンペオ国務長官、「非核化と足並み揃えるべき」と南北の先走りを警告

Posted November. 22, 2018 08:27,   

Updated November. 22, 2018 08:27

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韓国が南北関係改善にスピードを出すことに対して気をもんできたトランプ米政権から、「足並みを揃えるべき」という警告が出された。

ポンペオ米国務長官は20日(現地時間)、韓米作業部会の第1回会合のために韓国側代表団が国務省に到着した直後の記者会見で、「韓国に対しては、南北関係が進展する一方で韓半島の平和と北朝鮮の非核化が置き去りにされることは望まないと明確に伝えてきた」と明らかにした。そして、「それらは並行して進めなくてはならない重要なプロセスだ」と強調した。北朝鮮の非核化がまだ開始もしていない状況で、韓国政府が北朝鮮に対する制裁緩和を求めるなど南北関係改善に力を入れることを受け、北朝鮮に対する圧力効果が下がる可能性があるという懸念の声が出ているため、警告で対応したのだ。

ポンペオ氏は作業部会の発足について、「韓米の意見が食い違い、双方が知らなかったり考えを伝える機会がない状態では行動しないということを確信できた。これが作業部会の目的だ」と強調した。作業部会が、非核化および南北関係改善と関連した懸案を単に議論する席ではなく、韓国政府が米国と協議もなく独断で南北関係改善の措置を取らないよう監視と調整の機能まで行うことを明確にしたのだ。

ただ、作業部会会合で、南北鉄道連結事業に対する実務調査について米国側が肯定的な応えたという。韓国側代表として会合に出席した李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和交渉本部長は特派員懇談会で、「米国側が鉄道連結共同調査に対して全面的に支持することを確認した」と伝えた。


朴庭勳 sunshade@donga.com