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米下院議員落選のヤング・キム氏、「韓国人の能力が認められた」と新たな模索に意欲

米下院議員落選のヤング・キム氏、「韓国人の能力が認められた」と新たな模索に意欲

Posted November. 22, 2018 08:30,   

Updated November. 22, 2018 08:30

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「私は起き上がりこぼしです。倒れてもまた立ち上がります。失望することなくまた新たに出発します」

11月6日の米中間選挙で韓国系女性で初めて連邦下院議員(カリフォルニア39区)に挑戦し、超接戦の末に落選したヤング・キム氏(56・共和党)の声は落ち着き、力強かった。キム氏は20日(現地時間)、カンファレンスコールの形式に行われた記者会見で、「期待に応えることができなくて残念だが最善を尽くした。条件が悪かったが、韓国系候補の能力と可能性を認められる契機になった」と感想を述べた。

キム氏は、投票翌日の開票で2.6ポイント差で民主党のギル・シスネロス氏を余裕でリードし、当選が確定するかと思われたが、後に開票された郵便投票との集計で、最終的に1.6ポイント差で逆転負けした。キム氏は結果を残念に思ったが、「ヤング・キムが敗北したというより民主党と共和党の戦いで民主党が勝利したと考えてほしい」と話した。ライバル候補が民主党の巨額の後援を背に莫大な選挙資金を使って状況をひっくり返したということだ。

特に、伝統的に共和党支持が強かったオレンジ郡は、2016年の大統領選の時、民主党の候補ヒラリー・クリントン氏が勝利し、投票者の心の変化が予告された地域だ。キム氏は、「民主党が今回(オレンジ郡の政治指向を)完全に変えようと『ウェイブ・キャンペーン』を展開した」とし、「民主党がこのために財政的支援を上手くやった」と説明した。「まさかオレンジ郡で完敗するとは想像もしなかった」とし、「現政権に不満を吐露する人々が変わった。共和党から多く奪われた」と付け加えた。

キム氏は、郵便投票の開票でライバル候補の不正行為の疑いを提起したことについては、「多くの人が選挙に参加し、その結果に従うことが重要だ」と淡々と語った。そして、「選挙結果を変えるほどの不正行為があるとは言いたくない」と敗北を潔く認めた。

当分の間、何の計画もなく休養を取るが、体力が回復したら韓国系社会や韓米関係に役立てることを模索したいという。キム氏は、「2019年度の政治地図をよく見て、どのような姿でどのような行動を取るか計画を立てる」と話した。トランプ政権の減税政策などで経済が活性化しているので、2年後には投票者の心を共和党に再び引きつけることができると見通した。民主党が反発してきた移民政策に対しては「私も反対した」とし、「移民である私が議会に入るなら、声を出すことができる」と強調した。


シリコンバレ=ファン・ギュラク特派員 イ・ジョンウン記者 rocku@donga.com · lightee@donga.com