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119救急隊員の手足を縛る規制を緩和へ

119救急隊員の手足を縛る規制を緩和へ

Posted November. 21, 2018 08:28,   

Updated November. 21, 2018 08:28

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政府は、救急処置ができないように119救急隊員の手足を縛っている古い規制をなくすことにした。救急救命士である119救急隊員は現在、急性心筋梗塞患者の心電図を測定したり、妊婦が救急車の中で子供を産んでも、へその緒を切ることができないという東亜(トンア)日報の指摘(19日A1と、20日A1面を参照)によるものである。

保健福祉部(福祉部)は、救急救命士の医療行為の権限を拡大するために、近いうちに大韓緊急医学会や大韓看護師協会などの利害関係者と個別面談を行うと、20日明らかにした。合意案がまとまれば、来年2月に公聴会を開いて、緊急医療法施行規則の改正案を確定する予定だ。来年に施行規則が変われば、2000年の立法以来19年ぶりに救急現場の要求が反映されるのである。

最近、大韓救急救命士協会と大韓緊急医療指導医師協議会は、救急救命士の心電図測定と応急分娩処置などを新たに認める内容の独自の業務範囲の調停案をまとめて福祉部に提案した。ただ、福祉部の関係者は、「救急隊ではなく、病院所属救急救命士の権限拡大は、看護師団体などの反発を考慮して慎重に突き詰めてみたい」と話した。

これに合わせて消防庁は、現場に出動した救急隊員が、リアルタイムで医学的アドバイスを求める医師を、各市道の消防本部の状況室に1人ずつ配置する案を検討している。現在は、病院の医師390人余りがパートタイムで救急隊員を助けているが、医師が不足している地方では、協調システムが正常に備えられていない。

国会も関連法の改正に乗り出す。与党「共に民主党」の申東根(シン・ドングン)議員は、救急隊員の救急医療権限を拡大する緊急医療法の改正案をまもなく発議する予定だ。申議員は、「現場とかけ離れた法は、患者の命を脅かしているだけに、一日も早く法改正が必要だ」と語った。


趙健熙 becom@donga.com