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「人生は苦痛…優しい道でない意味ある道を探せ」

「人生は苦痛…優しい道でない意味ある道を探せ」

Posted November. 19, 2018 08:45,   

Updated November. 19, 2018 08:45

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「人生は苦痛である」「幸せを目指して生きるより、人生の意味に集中するのがよい。」

カナダ・トロント大学心理学科教授であり、「ユーチューブスター」でもあるジョーダン・ピーターソンの言葉は、労いというよりは苦言に近い。先月30日に出版された彼の著書「12の人生法則」(メイブン・1万6800ウォン・写真)は、苦痛に満ちた人生を支えるためには、どのように生きるべきかについての具体的なアドバイスを盛り込んている。

米国、カナダ、英国で200万冊以上が販売されて大人気となった「12の…」が韓国国内でも注目を集めている。ヒーリングエッセイが書店街を総なめしている最近のトレンドの中で、人生への不安のために、実質的なアドバイスを願う若者たちが増えたという分析だ。

「世の中のせいにする前に自分の部屋から整理しろ」、「あなたに最高の姿を期待する人だけに会え」、「やさしい道ではなく、意味のある道を選びなさい」など、この本は青年たち向けの厳しい

アドバイスで満ちている。ちょっと強く言えば、「年老いたやつ」らしい。

著者のアドバイスに若者たちは熱狂する。20代や30代の男性が主にこの本を買い求めている。18日、教保(キョボ)文庫によると、購入者のうち、男性読者の割合が65.3%にも達しており、特に20代や30代の男性が36%にも達している。本の販売量も着実に増えている。出版開始から半月後の15日までに4万4000冊が販売された。「12の…」は、出版の最初の週にすぐに教保文庫総合ベストセラー4位に上がったのに続き、2週目は2位についた。

「私は私として生きることにした」(キム・スヒョン著・心の森・1万3800ウォン)、「死にたいが、トッポッキは食べたい」(ぺク・セヒ著・フン・1万3800ウォン)などソファクヘン(些細なことだが確実な幸せ)のブームに乗ってねぎらいを与えるヒーリングエッセイが強気を見せる中で意外に善戦しているという評価だ。ソン・ギフン・メイブン編集者は、「明確な答えを与えないトレンドに疲れた若者たちが、人生についての答えを探している欲望が反映されたものと見られる」と話した。

オンラインでピーターソン教授は、すでに「ホット」なスター学者となっている。彼が運営するユーチューブチャンネルの視聴者は150万人を超える。国内で出版される前から、彼の講演にハングル字幕をつけた動画がオンラインで話題になった。

人気講師のキム・ミギョン氏が女性会社員向けの厳しいアドバイスを盛り込んだ「姉の毒舌」(21世紀ブックス・1万6000ウォン)も販売が伸びている。2011年に出版後、今年4月に100万冊突破を記念してスペシャルエディションを出した。21世紀ブックスのキム・スヒョン編集者は、「悩みに答えをストレートにしてくれるメンターが必要な女性会社員たちがまだ多いことが確認できた」と語った。


申圭鎭 newjin@donga.com