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指紋認識でエンジン始動、あのミッション・インポッシブルの技術を現代自が世界初商用化

指紋認識でエンジン始動、あのミッション・インポッシブルの技術を現代自が世界初商用化

Posted November. 17, 2018 08:26,   

Updated November. 17, 2018 08:26

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今年7月に公開されたアクション映画「ミッション:インポッシブル:フォールアウト」では、主人公のトム・クルーズが、自分のBMW車のドアを指紋で開くシーンが出てくる。現実ではBMWではなく、現代(ヒョンデ)自動車が世界で初めてこの技術を商品化した。

16日(現地時間)、中国広州で開かれた2018広州国際モーターショーで現代自が公開した中型スポーツ用多目的車(SUV)サンタフェTMの中国型モデル、第4世代「性達」に、指紋を利用して車のドアを開け閉めし、エンジンまでかける技術を初めて適用した。

ドライバーの指紋情報を予め入力しておけば、鍵がなくても、指紋だけで車のドアを開け閉めすることができる。車両運転席と助手席の外部ハンドルに指紋センサーが搭載されており、ここに指をかざすだけで開けたり閉めたりすることができる。搭乗後は指紋だけでエンジンをかけることもできる。サイドミラーやシートの角度も指紋で事前に設定しておけば、車がこれを覚えていて運転者に合わせて調整する。

今回採用された指紋技術は、スマートフォンに適用された技術とセキュリティのレベルや認識システムがほぼ同一だ。現代自の関係者は、「シリコンで指紋をコピーして偽造する程度でなければ、センサーを欺くことはできない。ガラスコップや鏡についた指紋はほとんど不完全なので、これを偽造してセンサーを騙すのは難しい」と語った。性達はサンタフェTMを中国消費者に合わせて改善したモデルで、はるかに大きい。長さは4930ミリでサンタフェTMより16センチも長く、起亜(キア)自動車の大型SUVであるモハーベと同じだ。現地での販売は来年第1四半期(1~3月)に開始する。

起亜自も同日、中国攻略のための新車を公開した。中国の戦略型SUVザ・ニューKX5で、ツーソン、スポーティジのような準中型だ。


李恩澤 nabi@donga.com