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ネットフレックスが来年のラインナップを公開

ネットフレックスが来年のラインナップを公開

Posted November. 09, 2018 07:36,   

Updated November. 09, 2018 07:36

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「私たちはアジア各国で偉大な物語やストーリテーラーに投資します。全世界は物語でどこともつなぐことができるからです」

シンガポールのマリーナベイサンズホテルで8日開催されたイベント「See What’s Next: Asia」でネットフレックスの最高経営者(CEO)のリード・ヘイステイングス氏が語った。二日にわたって開催される今回のイベントは、ネットフレックスがアジア11ヵ国のメディアや企業などの関係者300人あまりを対象にコンテンツのラインナップを公開する。

2016年1月に韓国に進出したネットフレックスは韓国市場を注目している。この日公開された世界の17のコンテンツのうち韓国のバレエティやドラマは4つだった同社の韓国コンテンツディレクターのキム・ミンヨン氏は「韓国市場は才能ある俳優と製作者が多い」と評価した。来年はアジアだけで17本の映画やドラマを制作する予定だ。ネットフレックスは昨年公開した奉俊昊(ポン・ジュンホ)監督の「オクジャ」や先月放送したバラエティ番組「YG電子」など韓国コンテンツを制作した。

映画「トンネル」のキム・ソンフン監督とtvNのドラマ「シグナル」の脚本家キム・ウンヒ氏が手掛けた時代劇ゾンビもの「キングダム」が断然話題だった。ネットフレックスが制作した初の韓国ドラマで朝鮮王朝の王子が疫病を調べる過程で発生する疑問の事件を取り上げた。俳優のチュ・ジフン、リュウ・スンリョン、ペ・ドゥナらが出演した。キム・ウンヒ氏は「2011年から企画した作品だが、既存のドラマのプラットフォームにゾンビものを盛り込むのは限界があると思った。ネットフレックスを通じて自由に創作活動を行うことができた」と話した。

ネットフレックスのコンテンツ最高責任者(CCO)のテッド・サランドス氏も「キングダムの脚本を読んだ瞬間物凄く驚いた。歴史的な悲劇と映画のようなスケールにビジュアルが優れていた。優れた物語はどこからも生まれるという考え方を証明した作品だ」と話した。全6話で制作される「キングダム」は来年1月25日に放映される。ネットフレックスは「キングダム2」の制作も確定したと明らかにした。

この他にも、作家のチェ・ゲヨン氏のウェブ漫画を原作に制作したドラマ「好きになると鳴る」、SBSバラエティ番組「ランニングマン」などを演出したチョ・ヒョジン、チャン・ヒョクジェPDの推理バラエティ「犯人はまさに君!シーズン2」、メロドラマ「初恋は初めてで」が公開された。これらの作品はいずれも来年初めに放映される。

この日のイベントでは、米国の人気政治ドラマ「ハウス・オブ・カード」の最後となる第6シーズンや、麻薬戦争を題材にした「ナルコス:メキシコ」などのオリジナルコンテンツも公開した。1997年にDVDレンタル業からスタートしたネットフレックスは、190余りの国で1億3700万の加入者を保有した世界最大のオンライン動画配信サービス(OTT)企業に成長した。


申圭鎭 newjin@donga.com