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金正恩氏、ロシア訪問も延期

Posted November. 09, 2018 07:37,   

Updated November. 09, 2018 07:37

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のロシア訪問が、今月下旬から来年に延期になる模様だ。米朝非核化交渉が進まず、関連の日程も再調整される様相だ。

8日、ロシアのイタルタス通信によると、ロシアのウシャコフ大統領補佐官(国際問題担当)は、正恩氏のロシア訪問と関連して「来年に可能になると期待する」と明らかにした。ロ朝首脳会談は、5月に平壌(ピョンヤン)を訪問したロシアのラブロフ外相が正恩氏にプーチン大統領の招請の意思を伝えた後、水面下で協議がなされてきた。禹潤根(ウ・ユングン)駐ロシア大使が今月初め、「正恩氏の11月のロシア訪問が有力視される」と明らかにした。

ロ朝首脳会談の延期は、米朝高官協議の延期と無関係ではなさそうだ。米朝関係が冷却し、北朝鮮とロシアが会談に負担を感じたという観測が流れている。北朝鮮に対する制裁が解除されておらず、経済協力など両国の議題調整が難航するという声もある。

年末に予想された中国の習近平国家主席の平壌答礼訪問はまだ議論もされていない。正恩氏の今年のソウル答礼訪問の可能性も徐々に低くなっている。

経済協力につながる南北間の交流協力事業は、今年は事実上、有意味な進展を出すことは難しいと懸念されている。年内の施行を目指す南北鉄道・道路連結事業の着工式はもとより、平壌芸術団の公演、800万ドル規模の人道的支援事業なども日程が決まっていない。

政府当局者は、「今のムードで見て推進は難しくないか」とし、「森林、保健などひとまず可能な分野で南北協力を続ける方針だ」と話した。


イ・ジョンウン記者 lightee@donga.com