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大青島の山と海の秘境を同時に楽しむ、7キロの「サムソトレッキング」

大青島の山と海の秘境を同時に楽しむ、7キロの「サムソトレッキング」

Posted October. 27, 2018 09:19,   

Updated October. 27, 2018 09:19

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大青島(テチョンド)地形のコアは、島の中央にある三角山(サンカクサン=海抜343m)。 「三角」という名は、皇都や王都の山にのみ付けられるものだったという。大青島の山に三角という名がついたのは、14世紀初めにここに流刑された元朝の惠宗(へジョン、順帝)の太子宮のおかげだ。

サムソトレッキング(7キロ)は、この三角山の頂上に上った後、西に下山、ソプンバジ(西風受けという意)海岸に続く道を歩く。このコースは、この島の山と海の秘境を網羅できるように、見晴らしの良いところに従う。そして、実際に歩いてみると、韓国のどこに出しても遜色のない風景満点のコースだった。ただ、山と海岸コースに分かれた二つの道を突き進んで、歩き続けるのには無理があった。上り下りが多く、岩を破って造成した道端が均一でないので、疲労度が高いからだ。歩き続けるつもりなら、一日中歩く計画で、朝早くから歩き始めることを勧める。この場合、昼食は途中でお弁当を食べることで済ませばよい。ここを二日に分けて歩くなら、なおさらいいだろう。

この道においても、重要な区間はソプンバジ海岸である。ソプンバジとは、海に向かって墜落するようにほぼ垂直にそびえたった長い海岸の岩の崖。そもそも緩やかな山の麓だっただろうが、長年吹いてきた西風に風化され、荒波に浸食された痕跡である。ソプンバジ海岸は、下を見下ろすと、足が震えるほどめまいのする垂直の崖で、トレッキングの道は、柵を設置したその端につながる。見晴らしの良い百尺竿頭の崖の上の二か所には、空展望台も設置、山と海が出会って織りなす絶景を完全に楽しめるようになっている。ソプンバジ遊歩道を歩く途中、「キルムアガリ」という場所も通る。45度の断層(地層が斜めの形で表れているもの)の面が露出された三角形の岩とその周辺の海岸をいう。このユニークな名前は、絞ると油が多く抽出される植物がここにたくさんあることからつけられたという。


大青島(仁川市甕津郡)=チョ・ソンハ専門記者 summer@donga.com