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4億ウォンのフェラーリとBMWを持っているのに…健康保険料は0ウォン

4億ウォンのフェラーリとBMWを持っているのに…健康保険料は0ウォン

Posted October. 20, 2018 08:38,   

Updated October. 20, 2018 08:38

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30代のA氏は、BMWとフェラーリ自動車を一台ずつ所有している。車両2台の相場は3億8600万ウォンに上る。しかし、A氏は妻の被扶養者として登録されており、健康保険料を一銭も納めていない。A氏のような健康保険の「ただ乗り」が全国で1万5000人を超えている。

19日、国会保健福祉委員会所属の与党「共に民主党」の鄭春淑(チョン・チュンスク)議員が国民健康保険公団から受け取った資料によると、2018年7月末時点の健康保険の被扶養者のうち、4000万ウォンを超える車を保有している人は1万5401人に上る。このうち84%である1万2958人は輸入車を持っている。このように、健康保険の恩恵を受けながら、健康保険料を一銭も払っていない被扶養者は、昨年基準で健康保険加入者の39.4%にのぼる。

政府は今年7月から、所得と財産が一定金額以上の被扶養者を地域加入者に切り替えて、保険料を払わせている。しかし、被扶養者の財産を計算するとき、賃貸敷金·家賃と自動車は考慮しない。地域加入者は土地や住宅だけでなく、賃貸敷金·家賃と自動車にも健康保険料を課しており、公平性に反するという指摘が出ている。

公示地価による健康保険料賦課体系も、住宅価格の上昇分を適切に反映していないことが分かった。同党の金相姬(キム・サンヒ)議員によると、公示地価が一律30%ずつ上がれば、ソウルの平均健康保険料の引き上げ幅は17.31%となる。一方、住宅価格がソウルに比べて相対的に低い仁川(インチョン)は、健康保険料が平均38.47%、大田(テジョン)は37.0%が上がる。

公示地価が上がるとき、住宅価格が高いところは保険料が少し上がり、住宅価格の安いところはさらに上がる「逆差別」が発生するのだ。地域加入者の健康保険料の算定時に、財産の少ない区間は等級がこまかく分かれているので、財産が少し増えても一気に何等級も上がることに対して、財産の多い区間の等級の幅は広く設定されていることによる矛盾である。


金喆仲 tnf@donga.com