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太永浩氏「北朝鮮の李種革が法王の訪朝を水面下で推進の可能性」

太永浩氏「北朝鮮の李種革が法王の訪朝を水面下で推進の可能性」

Posted October. 19, 2018 09:34,   

Updated October. 19, 2018 09:34

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北朝鮮の李種革(リ・ジョンヒョク)最高人民会議代議員兼祖国統一研究院院長(82)が、フランシスコ法王の訪朝を成功させるために、バチカンとの水面下の接触に出ることができると、  2016年夏に韓国に亡命した北朝鮮の太永浩(テヨンホ)元駐英公使が展望した。李院長は、国際議会連盟(IPU)総会に出席するためにスイス・ジュネーブにいる。

太氏は17日、記名コラムを通じて、「李種革氏は1980年代末、金日成(キム・イルソン)主席、金正日(キム・ジョンイル)総書記の宗教政策の変化で、北朝鮮の外交的孤立を打破しようと建議した人物」とし、「金総書記からバチカン法王庁と秘密交渉を行う課題を受け、ローマ駐在の世界食料農業機関(FAO)代表として派遣され、長い間水面下の交渉を行い、87年、ソウル大教区のチャン・イク神父が含まれたバチカン代表団の初の訪朝を成功させた」と説明した。

太氏は、李種革氏が88年4月、北朝鮮の天主教信者、ホン・ドスク(クリスチャンネーム:テレサ)のバチカン訪問、同年6月の朝鮮カトリック協会の結成も導いたと伝えた。

太氏は、「北朝鮮と世界をカトリックで初めて結びつけた李種革氏が、このような時期にジュネーブにいるということから、北朝鮮とバチカン側の法王訪問に関する水面下の交渉が進行しているのではないだろうか」と述べた。政府関係者も「李種革氏のこれまでの役割を見ると、接触の可能性を排除できない」と述べた。

李種革氏は、越北作家リ・ギヨン氏(84年死亡)の息子で、金総書記と同じ南山(ナムサン)高等中学校出身だ。金日成総合大学を出て94年に朝鮮アジア太平洋平和委員会の副委員長を務めた後、活発な対南活動を展開した。04年の6・15共同宣言4周年記念行事の時、ソウルを訪れ、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)と金大中氏に会った。98年から最高人民会議代議員(10~13期)も務めている。


黃仁贊 hic@donga.com