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郷軍、ワシントンの韓国戦争追悼の壁に戦死者4万4000人の名前を刻む

郷軍、ワシントンの韓国戦争追悼の壁に戦死者4万4000人の名前を刻む

Posted October. 18, 2018 08:52,   

Updated October. 18, 2018 08:52

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大韓民国在郷軍人会(郷軍)は17日、米国ワシントンにある韓国戦争記念公園内に建てられる「追悼の壁」(Wall of Remembrance)設置に向けて募金活動を展開すると明らかにした。

追悼の壁は記念公園にある「追悼の池」周辺に周囲50メートル、高さ2.2メートルの円筒型のガラスの壁の形で設置される。ガラスの壁には韓国戦争で戦士した米軍3万6000人あまりとKATUSA(米軍に配属された韓国軍)8000人あまりの名前を刻む予定だ。同公園の近くにあるベトナム戦争公園には5万8260人の米軍戦士者の名を年度別に、アルファベット順で刻み込んだ参戦記念碑が建てられている。韓国戦争記念公園にも、同じような追悼碑を設置し、国に呼ばれて躊躇うことなく戦場に駆けつけ、韓国の平和と正義のために戦って散った英雄たちを永遠に記憶しようという趣旨だ。追悼の壁の設置費総額は約280億ウォンで、今まで約5億ウォンが集まった。追悼の壁設置事業は、米国の韓国戦争参戦勇士記念財団と現地の韓国人たちが共同で発議し、2016年に設置法案が米国議会を通過した。

郷軍の関係者は、「米連邦記念事業法に基づいて、建築許可を得るためには総事業費のうち85%を事前に募金しなければならない」と話した。郷軍は、150万の正会員を対象に1人当たり1ドル以上を集める運動を年末まで展開することにした。企業や一般人も募金に参加できる。

これに先立ち、金辰浩(キム・ジンホ)会長(予備役陸軍大将)はじめ郷軍の役員たちは、今月初めに米国西部支会を訪問して懇談会を開き、5000ドル(約560万ウォン)を募金し、金会長は自費で1000万ウォンを寄託したという。任鍾晳(イム・ジョンソク)大統領秘書室長も最近金一封を伝え、政府レベルで追悼の壁設置を積極的に支援することを約束したと、郷軍は伝えた。

金会長は、追悼の壁設置に郷軍が主導している背景について「170万の米国人の参戦勇士とその家族、子孫はもちろん、休戦後に韓国勤務を通じて大韓民国の平和と安定に寄与した350万の在韓米軍戦友会(KDVA)会員たちいもプライドを与えたい趣旨からだ」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com