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MSの共同創業者ポール・アレン氏が死去

MSの共同創業者ポール・アレン氏が死去

Posted October. 17, 2018 09:31,   

Updated October. 17, 2018 09:31

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高校の同級生ビル・ゲイツ(63)と一緒にマイクロソフト(MS)を創業した億万長者ポール・アレン(写真)が15日(現地時間)、米シアトルの自宅で悪性リンパ腫の合併症で死去した。享年65歳。

AP通信によると、1982年にリンパ腫の発症を知ったアレンは、地道な治療で安定を維持してきたが、今月初めに再発判定を受けた。米紙ニューヨーク・タイムズは、「アレンは、パーソナルコンピュータの革命を起こし、故郷シアトルを『文化の中心地』へと変貌させた人物だ」と伝えた。ゲイツは、「最も古くからの友人を失った悲しみに胸が崩れる」と明らかにした。

ワシントン州立大学を中退したアレンは、ハーバード大学を中退したゲイツと手を組んで、1975年にコンピュータプログラムの開発事業を開始した。アレンは、2011年に発行した自叙伝「アイデアマン」で、「会社名のMSは『マイクロコンピューター用ソフトウェアを開発する』という意味で、私が提案したのだった。ソフトウェア開発は私が、会社経営はゲイツが主導した」と語った。

1980年、ゲイツがハーバード大学で出会ったスティーブ・バルマーを新しいパートナーとして迎え入れる過程で対立したアレンは、1983年にMSを離れてメディア投資会社「バルカン」を立ち上げ、文化事業と慈善事業、リンパ腫の治療に専念した。MS取締役の資格は、2000年までに維持した。

アレンは数十年間、計20億ドル(約2兆2500億ウォン)以上をホームレスの救援事業、海洋保護事業、科学研究支援事業などに寄付した。建築家フランク・ゲーリーを雇って2000年に設立したシアトルEMP博物館には、ジミ・ヘンドリックスのギターなど、アレンの大衆文化関連収集品が所蔵されている。作曲家とギタリストとして、グループ「イーグルス」のジョー・ウォルシュとロック・アルバムを出すこともした。米プロフットボールリーグ(NFL)のチーム・シアトル・シーホークス、アメリカプロバスケットボール(NBA)のチーム・ポートランド・トレイルブレイザーズの球団オーナーでもあった。


孫宅均 sohn@donga.com