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ユベントスのロナウド、欧州CLで初の一発退場

ユベントスのロナウド、欧州CLで初の一発退場

Posted September. 21, 2018 09:01,   

Updated September. 21, 2018 09:01

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主審がレッドカードを切り出すとクリスティアーノ・ロナウド(33=ユベントス)はピッチに仰向けに倒れた。両手で顔を覆ったまま、首を横に振った。チーム同僚たちが主審に強く抗議したが無用だった。苦しい表情をしながらピッチを後にしたロナウドの目頭は赤くなっていた。

欧州チャンピオンズリーグ(CL)の最多得点記録(120得点)を保有する「得点マシーン」がユベントス加入後初の出場となる欧州CLで最悪の結果を得た。今季にユベントスに移籍したロナウドは20日、スペインのバレンシアで行われたバレンシアとの今季欧州CLのH組初戦で前半29分に退場処分を受けた。

ユベントスが攻撃する場面で、ロナウドは相手ペナルティーエリアに駆け込んだ。バレンシアのDFジェイソン・ムリージョが前で邪魔しようとすると、ロナウドは左足でムリージョの右足を軽く蹴った。激しい当りではなかったが、ムリージョはピッチに倒れ込んだ。ロナウドは怒りを露わにしてムリージョの髪の毛を掴んだ。これを見たバレンシア選手たちが主審に抗議し、両チームの選手たちがもつれる小競り合いに発展した。主審は副審と相談したうえで、ロナウドが非紳士的な行為をしたと判断し、退場処分を下した。AP通信によると、欧州CLの154試合に出場したロナウドがレッドカードを提示されたのは初めてだという。

試合は、ユベントスの2-0勝利に終わったが、ロナウドは笑えなかった。スペインのメディアによると、ロナウドはロッカールームで怒り心頭になって「俺は何も間違ったことをしていない」と話したという。ユベントス側は、レッドカードは行き過ぎた処分だと反発した。マッシミリアノ・アレグリ監督は、「欧州CLにもビデオ判定(VAR)が導入されていれば判定に役立っただろう。ロナウドはVARの助けが必要だった」と話した。

ロナウドは、追加の懲戒処分を受けかねない危機にも晒されている。ロナウドが、退場処分による1試合出場停止に加えて追加の懲戒処分を受ける場合、来月24日、古巣マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)とのCL第3戦にも出場できなくなる。マンUはロナウドが2003年から2009年までプレーしたクラブだ。米国のESPNは、「UEFAがロナウドの行動を深刻な挑発行為と判断すれば、出場停止試合数も増える可能性がある」と報じた。


鄭允喆 trigger@donga.com