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「坡州ブックシティ・フォーラム」に参加した中国と日本の書店代表

「坡州ブックシティ・フォーラム」に参加した中国と日本の書店代表

Posted September. 21, 2018 09:01,   

Updated September. 21, 2018 09:01

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「中国の悠久の歴史は農村にあります。改革開放40年の間、都市化で人口が減り、過去の書院も戦乱と災害で姿を消しました。知識人が郷村に戻り、文化を生産して郷村の秩序を再建することに貢献したいと思います」

中国・南京の代表的な民営人文書店、「先鋒書店」の銭小華代表(54)は14日、「坡州(パジュ)ブックシティ国際出版フォーラム」に参加し、このように話した。このフォーラムは、「坡州ブックの声」祭りとともに16日まで京畿道(キョンギド)坡州市で開かれた。

各種メディアで、「美しい書店」として何度も取り上げられた先鋒書店は1996年に17平方メートルの小さな書店からスタートし、現在14店舗に増えた。最近、中国の辺境地や少数民族居住地にも分店を出した。安徽省黄山市、浙江省松陽県や桐廬県などだ。雲南省と貴州省にも来年、開店を控えている。銭代表は、「郷村振興戦略によって、田舎には政府が書店を開いてくれる。辺境地でも若者が田舎の書店に多く訪れている」と話した。

 

銭代表は、中国ではほぼ毎日のように新しい書店がオープンしており、質的にも飛躍していると話した。政府が、全国民の読書を大々的に奨励し、書店の開業を政策的に支援しているという。銭代表は、書店は「精神の安息所を求め、さまよう『異郷人』の故郷にならなければならない」と強調した。

同日のフォーラムには、東京や大阪にある子ども書籍の専門書店「クレヨンハウス」を運営する落合恵子代表(73)も参加した。1976年に開店したクレヨンハウスは、良い本でないと判断すれば、ベストセラーでも売らない。また、一旦売ると決めれば、よく売れなくても返品せず、長く陳列する。女性のための空間とフェミニズム、平和などを主題にした図書もそろえている。旅行客が「行ってみたい日本の書店」から漏れることはない。

反戦、差別反対運動にも積極的な落合代表は、「クレヨンハウスが本を媒介に少数民族や女性をはじめ『他者』が声を出し、自身を大切な存在と見つめ、意見を交わす場所になることを願う」と語った。

落合代表は、書店が追求する目標と安定した経営をどのように調和させるのか尋ねると、「一度も調和したことはない(笑)。42年間、(エッセイの執筆など)ほかで稼いで赤字を補填してきた」とし、「クレヨンハウスが次世代の子どもが本という存在に対して悩み考えることができる場所になってほしい」と語った。


趙鍾燁 jjj@donga.com