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英外務次官「金正恩氏、北朝鮮よりも韓国の非核化に関心がある模様」

英外務次官「金正恩氏、北朝鮮よりも韓国の非核化に関心がある模様」

Posted September. 14, 2018 08:39,   

Updated September. 14, 2018 08:39

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「今、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、北朝鮮の非核化よりも韓国の非核化に関心を持っているという印象だ」

韓半島情勢や英国の欧州連合離脱など韓国と英国の懸案を議論するために初めて訪韓した英国のマクドナルド外務次官は13日、ソウル中区の英国大使館で行われた記者懇談会で、北朝鮮の状況をこのように診断した。英国家安全保障会議(NSC)のメンバーでもあるマクドナルド氏は、「米朝首脳会談後、北朝鮮が核開発を止めたと考えるか」という記者の質問に、「北朝鮮が立証しなければならないが、まだ立証されていない」と述べた。北朝鮮がすべきこと(非核化措置)をしていないということだ。

マクドナルド氏は18日から3日間開かれる第3回南北首脳会談と関連して、「英国は韓国政府の立場を理解し支持する」とし、「介入政策は(非核化議論で)重要な要素であり、今回の会談もまさにそれだ」と強調した。そして、「北朝鮮との経験から見て、圧力政策も重要だ。介入と圧力が対北朝鮮政策に混合されることが重要だ」と指摘した。

また、「国連安全保障理事会の制裁が(北朝鮮が望むように)緩和されるには、北朝鮮の顕著で具体的な行動がなければならない」とし、「彼ら(北朝鮮)の言葉には説得力がない」と指摘した。そして、「『顕著で具体的な行動』について国連安保理内で合意された事項はまだない。安保理で北朝鮮と共に議論できるだろう」と述べた。

マクドナルド氏は、北朝鮮の非核化履行の過程で、「英国の3大役割」として、△国連安保理常任理事国としての議論の進行、△駐平壌(ピョンヤン)英国大使館を通じた情報提供、△保有する非核化技術の提供などを挙げた。特に、「英国は(非核化に関する)専門知識を韓国に提供した」と強調した。

米朝非核化交渉の過程で実際に英国がどのような具体的な役割をしているのについては発言を控えた。その代わり、「私たちは様々な当事者に提案した」とし、「時間が経てば、それが受け入れられたのか、またそれがどのような形で受け入れられたのか分かるだろう」と述べた。

非核化交渉を率いるトランプ米大統領の交渉スタイルについては、「交渉過程が(最高決定権者である)大統領に非常に依存した新たな交渉スタイル」とし、「これが効果的かどうかについて今評価するのは早い」と発言を控えた。そして、「大統領が個人的に深く介入しているという点は、交渉で重要な進展を成し、成功するうえでプラスになるだろう」と付け加えた。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com