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ボルトン氏、2回目の首脳会談の年内開催に「可能性は十分ある」

ボルトン氏、2回目の首脳会談の年内開催に「可能性は十分ある」

Posted September. 12, 2018 08:32,   

Updated September. 12, 2018 08:32

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2回目の米朝首脳会談がカウントダウンに入った。6月のシンガポールでの米朝首脳会談後、米朝実務者が歩み寄れなかった非核化協議のディテールを両首脳が再び会って「トップダウン」で解決することで合意したのだ。トランプ米大統領は11月6日に中間選挙を控えているため、10月中・下旬に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と劇的に会って、選挙情勢を有利にする「非核化ビッグディール」に集中するという観測が流れている。

サンダース大統領報道官は10日(現地時間)、定例会見で、「トランプ大統領が正恩氏の書簡を受け取った。トランプ大統領に会談を要請し、日程を決めることが書簡の主な目的だ。すでに会談の日程調整を進めている」と明らかにした。ホワイトハウスが米朝首脳会談の推進を初めて公式化したのだ。対北朝鮮強硬派のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)も同日、年内の会談について「可能性は十分にある」との見通しを明らかにした。

トランプ氏は、正恩氏が鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長ら特使団に会って、2020年12月までに非核化するという予定表を提示し、建国70年の軍事パレードに大陸間弾道ミサイル(ICBM)を外すなど、対話再開の意思を示したことを評価しているという。サンダース氏は、「正恩氏は明確にトランプ大統領との会談を望んでいる。そのことが重要だと判断した」と明らかにした。

トランプ氏は米朝会談をワシントンで行うことを望んでいる。サンダース氏は、「米国が開催を望む場所がある。そうなるよう努めている」と述べた。正恩氏がトランプ氏の執務室を訪れることで、非核化協議のハイライトを演出する狙いがある。しかし、正恩氏が米国の「心臓部」を訪れることに難色を示すこともあるため、平壌(ピョンヤン)を逆提案する可能性もある。前回首脳会談が行われたシンガポールでの「実務型首脳会談」の可能性も提起されている。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、北朝鮮の核廃棄に向けた米朝の「大胆な決断」を強調し、「仲裁責任者」役に本格的に乗り出した。文氏は11日、閣議で、「北朝鮮が保有する核を廃棄するさらに高い段階に進むには、再び米朝両首脳間の寛容な構想と大胆な決断が必要だ」とし、「北朝鮮は核廃棄を実行しなければならず、米国は相応の措置で環境を整えなければならない」と強調した。


黃仁贊 hic@donga.com · 朴庭勳 sunshade@donga.com