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金正恩氏の演説中に居眠りした李明秀氏「軍序列1位」健在

金正恩氏の演説中に居眠りした李明秀氏「軍序列1位」健在

Posted September. 11, 2018 07:44,   

Updated September. 11, 2018 07:44

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4月、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が演説している時に居眠りする姿が捉えられ、更迭説が起こった李明秀(リ・ミョンス)軍次帥(84)が、建国70年関連報道で「軍序列1位」で呼称され、背景に関心が集まっている。

朝鮮中央放送は10日、前日開かれた中央報告大会の参加者を紹介し、「武力機関の責任者である李明秀、金秀吉(キム・スギル)、李永吉(リ・ヨンギル)、努光鉄(ノ・グァンチョル)同志、道党委員長、軍隊と社会の要人が主席団に現れた」と明らかにした。李明秀氏が、北朝鮮軍序列1~3位の金秀吉軍総政治局長、李永吉軍総参謀長、努光鉄人民武力相より先に言及されたのだ。

李明秀氏は、4月、総参謀長として出席した労働党中央委員会第7期第3回全員会議で、正恩氏の演説中に居眠りする姿が朝鮮中央テレビを通じて公開された。4月の南北首脳会談では、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に挙手敬礼した。李明秀氏は6月に李永吉氏に総参謀長のポストを明け渡した後、職責が確認されず更迭説が流れたが、今回健在であることが確認された。一部では、先月死亡した金永春(キム・ヨンチュン)元人民武力部長が務めた「人民武力省総顧問」を李明秀氏が受け継いだという分析も出ている。ある対北朝鮮専門家は、「李明秀氏が軍部で最初に言及されたが、実権を持っているというよりも軍元老を優遇したとみられる」と指摘した。


黃仁贊 hic@donga.com