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世界で一番甘い牛乳の味、朴城炫がインディ女子インテック優勝

世界で一番甘い牛乳の味、朴城炫がインディ女子インテック優勝

Posted August. 21, 2018 09:34,   

Updated August. 21, 2018 09:34

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日ごろから好んで飲むチョコ牛乳ではないが、のどを通り過ぎる白い牛乳は甘い味がした。「ナムダラ」朴城炫(パク・ソンヒョン=23)が米女子ツアー(LPGA)で今季3勝目を飾った後、一風変わったパフォーマンスを楽しんだ。大会の伝統に従って、牛乳を飲まされたのだ。

20日、米国インディアナ州インディアナポリスのブリックヤードクロッシングGC(パー72)で行われたインディ女子インテック選手権でプレーオフを制して優勝した後だった。大会が行われた会場は、米国の有名な自動車レース「インディ500」が開催されるモーター・スピードウェイ付設のゴルフ場だ。LPGAツアーを招致した昨年から、優勝者はインディ500のチャンピオンと同じように牛乳を飲んで、頭にぶっかける。1930年にインディ500で3度優勝したルイス・メイヤーが初めて披露し、米国の酪農業界の支援を受けて1956年からは恒例のパフォーマンスとなった。

この日、朴城炫は牛乳で祝杯を開けたが、牛乳シャワーだけは遠慮した。昨年王者のレキシー・トンプソンは牛乳で全身をかぶる牛乳シャワーを浴びせられた。

忘れられない優勝パフォーマンスもさることだが、優勝まではしびれる戦いが続いた。共同首位だったリゼッ・ダラス(米国)が第4ラウンドの18番で、2メートルあまりのバーディーパットを逃したのに対し、この日スコアを4つ伸ばして通算23アンダーとした朴城炫はプレーオフのチャンスをつかんだ。

18番(パー4)で行われたプレーオフで朴城炫は、3番ウッドでティーショットを打った後、54ヤードのウェッジショットをピン1.5メートルに寄せては、下り坂でのバーディーパットを決め、サラスを制して優勝を飾った。

今大会で朴城炫は、フェアウェーキープ率とパーオン率が、いずれも85%をマークし、ラウンドあたりの平均パット数を28まで下げるなど、好調のショット感覚を見せつけた。

シーズン序盤の不調から脱却し、5月以降に3勝を挙げた朴城炫は、アリヤ・ジュタヌガーンと年間優勝回数1位タイになった。今季に2勝をプレーオフでもぎ取った朴城炫は、「目標だった3勝を挙げたので、これからは4勝目に向けてまた走り出したい」と話した。

また、昨年11月に初めて達成した世界ランキング1位の座も取り戻すことになった。当時、1週間で世界一から降りたが、「昨年は準備が不十分な状態で1位になった。今は気持ちを強くして、コンスタントに好成績を出しながら長く保てるようにしたい」と意気込みを語った。今週はカナダ女子オープンで2週連続の優勝とお大会2連覇を目指す。

この日、朴城炫は、もう一つの優勝者パフォーマンスに従って「インディ500」レースのフィニッシュラインにひざまずいて口づけをした。頭の中では、終わりではなく新たなスタートラインを描いていたのかもしれない。


金鍾錫 kjs0123@donga.com