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米国務省、韓国の800万ドル対北支援もブレーキ

米国務省、韓国の800万ドル対北支援もブレーキ

Posted August. 11, 2018 09:03,   

Updated August. 11, 2018 09:03

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国連安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁決議によって輸入禁止品目に指定された北朝鮮産石炭が国内に不法搬入していたことが確認された中、米政府は、「韓国政府が調査すると言ったことを信頼する」と明らかにした。

9日(現地時間)、米国務省のナウアート報道官の定例会見では、北朝鮮産石炭の韓国搬入に対する質問が米朝対話よりも多かった。ナウアート報道官は、北朝鮮産石炭が韓国に流れたことに対する米政府の立場を問われ、「我々は韓国政府とすばらしい関係を維持している。韓国がこの報道に対して調査していると理解している」とし、「我々はすべての国が制裁を維持することを求める」と明らかにした。

「米政権に隠れて石炭を密搬入した韓国をどのように信頼するのか」という質問には、「韓国が調査すると言ったことを信頼する。我々は韓国と緊密に協力している。韓国は長年の同盟でありパートナーだ」と答えた。

 

一方、国連安保理の対北制裁委員会の新たなガイドラインの採択で、韓国政府が約束した800万ドルの対北支援の執行が早まるという観測と関連して、米国務省は「経済的・外交的圧力を性急に緩和することは、(非核化の)目標を達成する可能性を下げる」という立場を明らかにしたと、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)が10日、報じた。韓国は昨年9月、北朝鮮に対する人道的支援に向けて世界食糧機関(WFP)やユニセフに計800万ドルへの拠出を約束したが、北朝鮮の挑発で執行が延期されてきた。匿名の米国務省関係者は9日、VOAの関連質問に、「(米朝間)外交の扉を開けたのは圧力であり、圧力が北朝鮮の最終的で完全に検証された非核化を保証するだろう」とし、このように答えた。


ニューヨーク=パク・ヨン特派員 ウィ・ウンジ記者 parky@donga.com · wizi@donga.com