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ボルトン米補佐官、「鄭義溶氏が北朝鮮産石炭問題で法的措置を約束」

ボルトン米補佐官、「鄭義溶氏が北朝鮮産石炭問題で法的措置を約束」

Posted August. 09, 2018 10:31,   

Updated August. 09, 2018 10:31

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北朝鮮産石炭密搬入疑惑が広がる中、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が7日(現地時間)、この問題で鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長と電話で話し合ったことを公開し、「韓国側が起訴など法に則って適切な措置を取る考えだと話した」と明らかにした。

 

ボルトン氏は同日、FOXニュースとのインタビューで、国連安保理の対北制裁の違反について質問を受け、「ちょうど韓国のカウンターパートである鄭氏と電話で話をした。(鄭氏が)石炭密搬入と関連して捜査が行われていると話した」とし、このように明らかにした。また、「(韓国は)米国と協力している」とし、北朝鮮産石炭搬入関係者に対して韓国が法的処罰をすることになると述べた。

ボルトン氏が、鄭氏との電話会談の内容を異例にも公開したのは、韓国政府への牽制球ではないかと見られている。政府が秋の南北首脳会談を控え、米国と国連に対北制裁の一部免除を要請し、終戦宣言に対して中朝と歩調を合わせていることを受け、迂回的に不満を表出したということだ。しかし、金宜謙(キム・ウィギョム)大統領府報道官は8日、定例会見で、「米国が韓国にクレーム(不満)を言ったことはない。この(北朝鮮産石炭)問題で韓国政府を信頼している」と強調した。

一方、関税庁は、昨年10月にスカイエンジェル号が搬入した北朝鮮産が疑われる石炭が「セミコークス」であると明らかにした。北朝鮮の労働新聞は昨年9月、「半成コークス」と呼ばれるセミコークスの生産に成功したとし、「制裁策動に穴をあける大胆な成果」と報じたことがある。しかし関税庁は、「セミコークスはロシア産、中国産も輸入しているので、包装状態だけでは北朝鮮産と断定することはできない」と説明した。


ムン・ビョンギ記者 チェ・ウヨル記者 weappon@donga.com · dnsp@donga.com