Go to contents

THE DONG-A ILBO Logo

路上でセクハラ、暴行、動画に驚愕する仏社会

路上でセクハラ、暴行、動画に驚愕する仏社会

Posted August. 01, 2018 09:37,   

Updated August. 01, 2018 09:37

한국어

「安全に脅威を感じながら道を歩かなければならないことに嫌気がさします」

フランス・パリに住む22歳の建築学を学ぶ大学生のマリ・ラゲルさんが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿した動画がフランス社会に衝撃を与えている。パリ市内の道路で、セクハラされ頭を殴られたラゲルさんは、動画をユーチューブに投稿し、「このような許されないことが毎日起きている」と対策を求めた。

ラゲルさんが被害を受けたのは先月24日午後6時45分頃。彼女がパリ19区の大通りのカフェを通り過ぎて家に向かっている時、黒いTシャツを着たあごひげの男が口笛を吹いて性的冗談を言って通り過ぎた。ラゲルさんは「黙れ」と返した。

この男は数歩歩き、野外カフェのテーブルの上にあった灰皿をつかんでラゲルさんに向かって投げつけた。灰皿が当たらないと、怒りが収まらなかったのか、ラゲルさんに近付いていきなり頭を殴った。ふらつくほどの強さだった。カフェテラスに座っていた客が立ち上がって、この男と言い争いになった。

ラゲルさんは、カフェの防犯カメラに録画された動画を提供してもらい、SNSに公開して警察に通報した。先月28日に公開されたこの動画は、現在320万回を超える再生回数を記録している。

ラゲルさんは、仏紙ル・パリジェンのインタビューで、「あの男に私が言った言葉が聞こえたと思わなかった。突然灰皿をつかんで私に投げつけ、数センチ差で頭に当たらずにすんだ」と振り返った。灰皿をかわした彼女は腹が立って男に向かって大声をあげた。

ラゲルさんは、男が自分に向かって歩いてくると、逃げずにむしろ近付いた。彼女はインタビューで、「殴られると思ったが、逃げたくなかった。とても屈辱的だったので、憎しみが込み上げた。男に対抗したことを後悔しない」と堂々と明らかにした。パリ検察庁が捜査に着手したが、加害者は見つかっていない。

フランスのマルレーヌ・シアパ男女平等担当大臣は、「非常に腹立たしいが、不幸にも驚かなかった」と話した。シアパ氏は5月、男性が道行く女性に言葉でセクハラしたり執拗に連絡先を尋ねてデートを迫るいわゆる「キャット・コーリング」処罰法案を提出した。キャット・コーリングが深刻な社会問題になったと見るためだ。実際、4月に調査機関イフォプが実施した世論調査によると、フランス女性の81%が路上や公共の場所で口笛や侮辱的な言葉を言われるキャット・コーリングに遭ったことがある。シアパ氏は、「最近フランスのワールドカップの優勝を祝う野外応援の場所でも男性に体を触られた女性が多い」と指摘した。

キャット・コーリング禁止法案は今週、上院を通過すると見られている。そうなると今秋からはキャット・コーリングの加害者は摘発される場合、90ユーロ(約12万ウォン)から多くて750ユーロ(約98万ウォン)まで罰金が科される。


董正民 ditto@donga.com