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「脱原発」の文政権、猛暑で整備中の原発を早期再稼働へ

「脱原発」の文政権、猛暑で整備中の原発を早期再稼働へ

Posted July. 23, 2018 09:06,   

Updated July. 23, 2018 09:06

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連日続く猛暑で電力需要が急増すると、政府は原子力発電所の整備を遅らせるなど電力供給対策に苦心している。電力需要を少な目に予測して「脱原発、エネルギー転換政策」にドライブをかけようとしていた政府計画に支障をきたしているという指摘が出ている。

●原発を稼働して500万kWを追加供給

韓国水力原子力(韓水原)は、現在整備中の原発をできるだけ早く再稼働し、一部の原発については、電力需要がピークに達すると見られる8月第2週と第3週以降に整備時期を遅らせると、22日明らかにした。

韓水原によると、22日現在、韓国国内原発24基のうち稼働中の原発は、21日発展を再開したハンウル4号機を含めて計17基だ。このうちハンビッ1号機は、安全のために定期的に実施する整備(計画予防整備)を8月13日に開始する予定だったが、整備時期を8月18日に延ばした。8月15日に整備が予定されていたハンウル1号機は、29日にメンテナンス期間を調整した。

また、現在整備中のハンビッ3号機とハンウル2号機を、電力ピーク期間(8月第二週、第3週)の前に再び稼働する。韓水原の関係者は、「二つの原発ともに整備は詰めの段階であり、原子力安全委員会の審議を通れば、遅くとも8月8日頃は再稼働できると思う」と説明した。韓水原側はこれにより、電力500万kW(キロワット)の追加供給が可能だと明らかにした。

●猛暑対策に全力で取り組む政府

電力需給対策を取り仕切る産業通商資源部(産業部)は、当初8月中旬に予想した最大電力需要に達した時点が、今週(23~29日)に繰り上げられると見ている。ただ、原発を含め、複数の発電源を動員して、電力需給に支障がないようにしたいと明らかにした。

産業部は、7月末に石炭、ガスなどの発電機5基を追加稼動すれば、約250万kWの電力を追加で確保できるとみている。火力発電所2基は、電力需要が急増後の17日から稼動を開始した。産業部は、「最大電力需要の予測値(8830万kW)に達しても、供給を拡充して電力予備力1000万kW、電力予備率11%を維持できる。大型発電機が突然故障するなど、突発状況が起きても需給管理に問題がないレベルだ」と説明した。

●猛暑に需要調整目標を放棄

このように、猛暑で政府が電力供給を拡充する方針を明らかにしたことで、需要管理で脱原発を推進しようとしていた政府計画は、事実上大きくずれてしまった。

昨年12月、政府は「第8次電力需給基本計画」で今年の夏の電力需要を8750万kWと予測し、目標需要を8610万kWに設定した。需要削減要請(DR・あらかじめ契約した分だけ企業を省エネに参加させる制度)などの需要調整政策を通じて、最大電力需要予測値より140万kWを節約する計画だった。

政府は、今年の夏が例年より暑いと予想されると、今月5日発表した夏季需給対策で、最大電力需要予測値を8830万kWに高めた。ソウル大学原子核工学科の朱漢奎(チュ・ハンギュ)教授は、「政府が脱原発政策を後押しするために、電力需要を過度に保守的に予想した結果、第8次計画を本格的に適用する初年度から目標値を見直している」と指摘した。


李새샘 iamsam@donga.com