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韓半島に大猛暑、22日のソウルの日中最高気温が38度超

韓半島に大猛暑、22日のソウルの日中最高気温が38度超

Posted July. 23, 2018 09:07,   

Updated July. 23, 2018 09:07

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22日、ソウルの真昼の気温は1994年の「大猛暑」以来、最も高い温度を記録した。ごく一部の地域を除いて全国に猛暑特報が出された中、「殺人的な暑さ」が十日以上続いている。8月初めまで雨の予報がなく、今後少なくとも2週間はさらに韓半島が猛暑に見舞われるとみられる。

同日、ソウルの日中の気温は38.0度を記録し、1904年に観測を開始して以来5番目に高かった。史上最も暑かった1994年7月24日(38.4度)以降24年ぶりの最高値だ。強い日差しのせいで、オゾン注意報も三日間続いた。同日、最も高い気温を示したところは京畿驪州(キョンギ・ヨジュ)で、39.7度を示した。

猛暑が猛威を振るうには晴天のせいもあるが、現在、中国上海まで北上した台風の影響が大きい。気象庁は台風第10号がもたらした暖かい湿った湿気が韓半島に流れ込み、熱を閉じ込めたことで気温をさらに引き上げていると説明した。このため、夜まで熱気が下がらず、大邱(テグ)と慶北浦項(キョンブク・ポハン)などは21日まで10番間熱帯夜が続いている。熱中症患者も急増して、20日時点で956人にのぼる。このうち10人が死亡し、昨年同期間(3人)の3倍となっている。21日、江原麟蹄(カンウォン・インジェ)の河川で水遊びをしていたチョン某氏(62)が水深約2メートルの水に溺れて死亡するなど、猛暑の中、事故も相次いでいる。

全国気温が40度近くまで上がった日本でも、猛暑による被害が続出している。21日の一日だけでも熱中症とみられる症状で11人が死亡した。これをうけ、日本国内では、政府対策を求める声が高まっている。

韓国政府は、猛暑への取り組みを個人に任せることはできないと判断して、「災害と安全管理基本法」を改正して、猛暑を「自然災害」と規定する予定だ。年内に法が改正されれば、来年から猛暑発生時は災害放送を行い、大規模な被害が懸念されると、中央災難安全対策本部が設けられる。


李美智 image@donga.com · 徐亨錫 skytree08@donga.com