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ロシアの美女スパイたち

Posted July. 21, 2018 08:25,   

Updated July. 21, 2018 08:25

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優れた能力に美貌を兼ね備えたCIAの精鋭要員であるエブリン・ソルト。ところが、彼女自身がロシアのスパイとして名指されるとつてもない事態が起きる。自分の無実を証明するために、組織に対抗して死闘を繰り広げるソルト。果たして彼女は濡れ衣を着せられたのか、それともダブルスパイなのか。

◆ハリウッド映画「ソルト」で、女優アンジェリーナ・ジョリーは、子供時代に特殊訓練を受けて、米国に潜らせたロシアの秘密工作員として登場する。米社会を混乱に陥れるために、緻密な身分洗濯を通して自然に中産階級の生活に馴染ませたのである。これは単なる映画的想像力ではなく、いくらでも現実で可能であることを悟らせてくれた本物のスパイがいる。2010年、米連邦捜査局(FBI)に逮捕されたアンナ・チャップマン。ロシア海外情報部(SVR)所属で、90年代に米国に移住後、不動産会社を経営しながらニューヨークを舞台に活動を繰り広げた。当時、彼女と一緒に逮捕された人たちの中には、米国で偽装夫婦として暮らしながら子どもを産み育てるスパイカップルも複数いた。

◆米国とロシアは、同年、オーストリアのウィーン空港で冷戦時代以来、初めてチャップマンを含むスパイを対等交換した。今年3月に英国で発生した元スパイ毒殺試み事件の被害者セルゲイ・スクリパリも、その時ロシア政府の恩赦を受けて西側に帰ってきた4人の一人である。最近、新しい美女スパイがFBIに逮捕され、世界をもう一度に騒がせている。ワシントンDCの留学生マリア・ブティナ(29)がその張本人。プーチン大統領の側近であるアレクサンドル・ トルシン現中央銀行副総裁の特別補佐官出身で、2014年に旅行ビザで米国にきて活躍を始めた。

◆チャップマンもブティナも、スパイ活動の最大のツールとして最先端武器ではなく、魅力的な容姿と若さを十分活用した。ブティナは、国家朝食祈祷会と全米ライフル協会などを通じて保守政治圏と政策決定グループへの浸透活動に注力し、性ロビーを行った容疑が持たれている。社会分裂を煽るため保守・進歩の対立につけ入るロシア、隠密で巧みに暗躍する美女スパイをしつこく追跡して明らかにした米国、両国スパイ機関の頭脳戦は、プーチンとトランプ大統領の関係とは無縁に激しくなってている。