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トランプ氏の「プーチン擁護」が再び波紋拡大

トランプ氏の「プーチン擁護」が再び波紋拡大

Posted July. 20, 2018 09:29,   

Updated July. 20, 2018 09:29

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トランプ米大統領が、北大西洋条約機構(NATO)の集団防衛原則を無視してロシアを擁護する発言をして「第3次世界大戦」まで口にし、再びNATO同盟国の反発を買っている。

トランプ氏は18日、FOXニュースとのインタビューで、進行者のタッカー・カールソン氏が、「NATOは加盟国が攻撃を受ければ集団防衛が義務づけられている。米国の若者がなぜモンテネグロに行って防衛しなければならないのか」と問うと、「私も同じ質問をしてきた。NATO同盟国を米国が防衛すれば、第3次世界大戦を誘発する恐れがある」と述べた。昨年、NATOに加入してロシアを刺激した小国モンテネグロを防衛すれば、ロシアの反発に遭う可能性があるという論理で、同盟の安全より敵国ロシアを擁護すると解釈されかねず、NATO加盟国だけでなく米国内でも反発が起こっている。NATO条約第5条は加盟国の集団安全保障原則に関する内容を含んでいるが、これは冷戦時代のソ連の侵攻を憂慮したことによるものだ。

トランプ氏は同日、「モンテネグロは非常に強い国民がいるとても小さな国家だ。彼らは非常に強く、非常に攻撃的な国民だ」とし、「(侵攻を受ければ)彼らは攻撃的になるかもしれない。おめでとう。第3次世界大戦だ」と嘲るように述べた。

バルカン半島南西部にある人口63万人の小国モンテネグロは、2006年に新ユーゴ連邦から独立した。旧ソ連と同盟関係だったが、独立後2015年からNATO加入を推進し、昨年29番目のNATO加盟国になった。ロシアはNATOが東欧、バルカン国家に勢力を広げて自国を圧迫するとし、モンテネグロに政治・経済的に報復した。

トランプ氏の同日の発言は米国内外で反発を呼んだ。ジョン・マケイン共和党上院議員は、「モンテネグロを攻撃し、NATOに対する米国の義務に疑問を提起することで、トランプ氏はロシアのプーチン大統領の手のひらの上で弄ばれている」と批判した。米国のロシア専門家アンドリュー・ワイス・カーネギー国際平和財団研究員も、ツイッターに「小国モンテネグロが第3次世界大戦を起こし得るという考えを一体誰が植え付けたのか」とつぶやいた。

モンテネグロは憤った。モンテネグロのランコ・クリボカピッチ前大統領は、「米史上最もおかしな大統領だ。外交政策に対してこのような知識を持つ大統領では、何が起こるか誰も分からない」と非難した。

 

トランプ氏がNATOの集団安全保障の原則に疑問を当時、第3次世界大戦にまで言及したことは、同盟冷遇とロシア尊重で国際秩序を揺さぶり、防衛費負担を減らすという構想の延長線と見える。ニコラス・バーンズ元米国務部次官はツイッターに「トランプ氏は自身のリーダーシップ下にある米国が同盟を防衛するのかどうかをめぐる疑いの種をさらに撒いた」とし、「プーチン氏にはさらなるプレゼントだ」と書いた。

一方、トランプ氏は18日、ツイッターに、「ある人々は私がロシア大統領と良い関係であること自体を非常に嫌がる。これはトランプ発作症候群と呼ばれる」とつぶやいた。


周成河 zsh75@donga.com · 朴庭勳 sunshade@donga.com