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米の圧力が作用したか…中国が北朝鮮の密貿易取り締まり強化

米の圧力が作用したか…中国が北朝鮮の密貿易取り締まり強化

Posted July. 18, 2018 09:02,   

Updated July. 18, 2018 09:02

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中国当局が中朝国境地域で北朝鮮との密貿易に加担した中国企業関係者約10人を逮捕していたことが17日、分かった。複数の消息筋は、中朝密着によって対北制裁を緩めた中国が、再び国境地域の取り締まりを強化しているとし、これには米国の影響が作用したと分析した。

中国の消息筋は、「最近、北朝鮮の新義州(シンウィジュ)に接する遼寧省丹東で約10人の北朝鮮と取引する中国企業関係者が、北朝鮮との密貿易疑惑などで逮捕された。遼寧省大連や吉林省延吉でも企業関係者が逮捕されたようだ」と伝えた。延吉では、北朝鮮の羅津(ナジン)先鋒(ソンボン)自由経済貿易地帯内に物資をやり取りすることができない状況だが、これを破った朝鮮族の企業関係者が逮捕されたという。ある消息筋は、「関係が良くなり、中朝国境地域の密貿易など違法行為に目をつぶっていたが、再び取り締まりに乗り出したのは、中国中央当局から指針が下されたということ」と話した。中国は、非核化協議が始まる前の昨年末にも、密輸禁止などに関する自国法を適用して、北朝鮮と取引する企業を捜査している。

 

中国が再び中朝国境地域の取り締まりを強化したのには、公海上での瀬取りなど密貿易を衛星で監視してきた米国の圧力が作用したと見える。最近、丹東で就業ビザなく渡江証(観光、親戚訪問目的の短期滞在証)で入国した北朝鮮労働者の取り締まりが再び強化されているのも、米国が外交ルートを通じて中国に抗議したことによる可能性が高いと、消息筋は伝えた。


尹完準 zeitung@donga.com