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文大統領、「機務司の改革を揺さぶる勢力がいる」

文大統領、「機務司の改革を揺さぶる勢力がいる」

Posted July. 14, 2018 08:22,   

Updated July. 14, 2018 08:22

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、国軍機務司令部(機務司)改革を揺さぶる勢力に断固対処すると発言したことが確認された。機務司の戒厳令検討文書事態を利用して機務司改革の妨害を企む軍と政界の一部に対して厳重な警告をしたとみえる。

13日、大統領府と軍筋によると、文大統領はインドを訪問していた11日に、機務司文書に対して独立の捜査を指示し、「国防部が機務司改革を推進しているが、これを揺さぶろうとする勢力がいるようだ」とし、「この問題も断固対処する」と明らかにしたという。文大統領は、改革を揺さぶる「勢力」が誰なのか具体的に言及しなかった。

軍内外では、宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が、国防改革の核心課題として推進している機務司改革が文書事態の影響でうやむやにはならないという強い意志を示したと見ている。ある消息筋は、「(大統領府は)宋氏に対する更迭要求や交代説が提起される背景に、機務司改革を座礁させようとする政治・政略的意図があると見ている」と指摘した。金宜謙(キム・ウィギョム)大統領府報道官は同日、「戒厳令文書を国防部と大統領府の対立と見る報道があるが、そうではない」とし、「月をさして指を見ている」と述べた。

一方、軍当局は3月末から4月末に2度にわたって大統領府に機務司文書関の連報告をしたという。イ・ソクク機務司令官(陸軍中将)が3月末頃、宋氏に該当文書を初めて報告し、大統領府にも報告する意向を明らかにし、宋氏もこれを受け入れたという。政府の別の消息筋は、「(その後)イ司令官が大統領府に文書を報告したと承知している」と話した。また、宋氏も4月末頃、大統領府を訪れ、機務司改革方案について報告し、該当文書を軍の政治的中立性を深刻に傷つけた事例として取り上げたと、同消息筋は伝えた。


ユン・サンホ軍事専門記者 ムン・ビョンギ記者 ysh1005@donga.comweappon@donga.com