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乙支演習を中止した軍、「3軸体系」の表現も削除

乙支演習を中止した軍、「3軸体系」の表現も削除

Posted July. 12, 2018 08:59,   

Updated July. 12, 2018 08:59

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国防部が、来年度の防衛力改善分野予算案を作成し、北朝鮮の核・ミサイルに対応するための△キルチェーン(Kill Chain)、△韓国型ミサイル防衛(KAMD)、△大量反撃報復(KMPR)の「3軸体系」という表現を削除することが確認された。

11日、前半期の国会国防委員長を務めた最大野党「自由韓国党」の金学容(キム・ハクヨン)議員によると、防衛事業庁は防衛力改善費に15兆4082億ウォンを策定する内容の「2019年防衛力改善分野予算要求案現況」を最近、企画財政部に提出した。これは、今年の予算13兆5203億ウォンより14.0%の増加だ。

 

国防部は、予算要求の中に3軸体系関連予算を含めたが、3軸体系という表現は一切使わなかった。軍は、金議員側に3軸体系の表現を削除したことについて、「『北朝鮮最高尊厳斬首作戦』などのKMPR作戦が含まれており、北朝鮮を刺激する恐れがある」と説明したという。

斬首作戦に必要な「特殊作戦用ヘリコプター」戦力化事業(計1兆2057億ウォン規模)の予算も、来年度には当初の予想より少ない2億ウォンを要請した。軍内外では、これでも企画財政部で承認されるか懐疑的なムードだという。国防部は、北朝鮮が核・ミサイル挑発を続けていた昨年6月、2018年度国防予算を前年比6.9%増額するという内容の報道資料を配布し、「韓国型3軸体系の早期構築と戦時作戦権の早期返還に集中投資する」と表現していた。


張寬錫 jks@donga.com