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サウジ女性たち「自由のアクセル」踏む

Posted June. 25, 2018 09:41,   

Updated June. 25, 2018 09:41

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24日午前0時。真っ暗な夜だったが、サウジアラビアの女性たちは車にエンジンをかけて街に出た。彼女たちは、地球上で唯一女性の運転を禁止した国で初めて自由のアクセルを力いっぱい踏んだ。

サウジ政府は24日午前0時から女性の運転を許可した。3人の子どもの母であり、TVの女性アンカーであるサマル・アル・モクレンさんは、車を運転してサウジの首都リヤドのキングファド高速道路を疾走し、「私の生涯でこの道路を運転できるとは思はなかた。鳥肌が立った」とAFP通信に話した。

 

サウジ国営放送も同日午前0時、緊急ニュースで女性が運転する様子を伝え、「歴史的な瞬間」と報じた。これに先立ち、サウジのサルマン国王は昨年9月、女性の運転を許可する勅令を発表した。サウジは今年、女性のサッカーの試合の入場や軍入隊を許可するなどの措置を相次いで出した。サルマン皇太子が主導する経済・社会改革政策「ビジョン2030」の一環だ。

サウジ政府は、女性の運転許可で女性の経済活動の参加が増えると期待している。世界的な会計コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、2020年までにサウジの女性約1000万人中300万人が運転すると見通した。現在、免許を所持する女性は約2000人。


朴民優 minwoo@donga.com