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ポンペオ長官、「米朝、互いのレッドラインを理解」

ポンペオ長官、「米朝、互いのレッドラインを理解」

Posted June. 25, 2018 09:42,   

Updated June. 25, 2018 09:42

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「6・12米朝首脳会談」で共同声明が採択されて2週間が経ったが、すぐに進展すると思われた米朝間の実務交渉は進んでいない。

トランプ米大統領は23日(現地時間)、ネバダ州ラスベガスで開かれた共和党全党大会での演説で、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と私はすばらしいケミストリーを感じた」とし、「北朝鮮は途方もない潜在力を持っており、正恩氏もそのことを知っている」と話した。トランプ氏は、地元の企業家との面談でも正恩氏について「頭の良いタフガイであり、偉大な交渉家」とし、「北朝鮮が全面的な(total)非核化に参加することを信じる」と信頼を示した。

しかし、トランプ政権内部では、北朝鮮との実務交渉に速度が出ず、苦慮しているという。ワシントンのある消息筋は、「非核化後続措置を議論するためにポンペオ国務長官が北朝鮮への訪問を推進しているが、北朝鮮側が返答せず、対話の相手も決まっていない」とし、「特に3回目の中朝首脳会談の後、北朝鮮が態度を変えるのかどうか悩んでいるようだ」と話した。これと関連して、北朝鮮側は米兵遺骨の引き渡しでトランプ氏の顔を立て、非核化交渉は長期戦に引っ張る可能性があるという分析が出ている。

一方、トランプ氏は22日、議会に送った通知文で、ブッシュ政権時の2008年6月から昨年まで発動された対北制裁関連の6件の大統領令の効力をさらに1年延長した。この大統領令は、北朝鮮政府と労働党、主要人物の資産を凍結し、北朝鮮の国外労働者送出の禁止、鉱物取引の中止など資金の流れを遮断する内容を含んでいる。

 

ポンペオ氏は23日に放送されたMSNBCとのインタビューで、「北朝鮮と米国は越えることのできないレッドラインを持っており、いずれも(相手のレッドラインについて)理解している」と話した。そして、「(米朝)交渉が失敗に終わる可能性も常に念頭に置いている。トランプ氏は正恩氏が非核化できなかったり準備ができなくて以前と異なる結果が出ない場合、対北制裁が続くことを明確にしている」と強調した。


朴庭勳 sunshade@donga.com