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青少年の15%がインターネットやスマートフォンに中毒

青少年の15%がインターネットやスマートフォンに中毒

Posted June. 23, 2018 08:45,   

Updated June. 23, 2018 08:45

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国内青少年の15%が、インターネットやスマートフォンにはまっていることが分かった。かつての調査に比べて、女子児童生徒の中毒比率が増え、年齢がますます低くなっていることが目立つ。これを受け、政府は8月から、すべての保育園と幼稚園は年1回、小中高校では年2回以上の中毒予防教育を実施することにした。

同日、女性家族部が発表した「青少年のインターネット・スマートフォン利用習慣の診断調査」と題した報告書によると、小学校4年生~高校1年生の全国青少年129万1545人のうち15.2%の19万6337人が、インターネットやスマートフォンの過度依存リスク群だった。小中高校の児童や生徒7人に1人の割合で、インターネットやスマートフォンに陥って学業と日常生活に支障をきたしているという意味だ。昨年の過度依存割合(14.3%)より小幅に増えた。このうち対人関係に問題があって、禁断症状を経験するほど依存が深刻な「危険ユーザー」は6万4924人で、全体青少年の5%を占めた。

今年は、全年齢層で女子生徒のリスク群が増えたのが特徴だ。インターネット過度依存リスク群の男子生徒は、△中学校=2万6567人、△高校=1万8950人に比べ、女子生徒は、△中学校=2万7994人、△高校=2万3672人で、男子生徒より多かった。スマートフォンの過度依存リスク群も、中高校では、女子生徒が男子生徒を上回った。最近、ゲームやユーチューブ、ソーシャルメディアなどのスマートフォンの映像コンテンツを楽しむ女子生徒が増えたためとみられる。

インターネットとスマートフォンを利用する年齢が徐々に下がっていることで、小学生リスク群も増えた。2016年は全体小学生のうち、インターネット過度依存リスク群の割合は6.8%だったが、昨年は8.2%、今年は9.8%と毎年増えている。スマートフォン過度依存リスク群の割合も、2016年は5.5%→2017年は6.3%→2018年は7.1%と伸びている。

政府は今年初め、「国家情報化基本法」を改正して、青少年を対象としたインターネットやスマートフォンの過度依存予防教育を義務づけた。

すでにインターネットやスマートフォンの過度依存問題を抱えている若者を対象に、11泊12日間行われる「寄宿型癒しキャンプ」と子供と親が一緒に参加する「家族癒しキャンプ」も拡大運営する。詳細については、韓国青少年相談福祉開発院、青少年サイバー相談センター(1388)に問い合わせてほしい。


金鎬卿 kimhk@donga.com · 李美智 image@donga.com