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ポスコ会長候補5人全員が現・前のポスコマン

ポスコ会長候補5人全員が現・前のポスコマン

Posted June. 23, 2018 08:45,   

Updated June. 23, 2018 08:45

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ポスコが次期会長候補群5人を公開した。候補全員がポスコと系列会社の現・前の社長である中、落馬した一部の候補らは公に反発している。

22日、ポスコ承継カウンシル(委員会)は、4月23日から計8回の会議の末、5人を最高経営責任者(CEO)の候補資格審査対象者に確定した。同日公開された候補は、金永商(キム・ヨンサン)ポスコ大宇(テウ)社長、金鎭逸(キム・ジンイル)元ポスコ社長、吳仁煥(オ・インファン)ポスコ鉄鋼1部門長社長、張仁和(チャン・インファ)ポスコ鉄鋼2部門長社長、 崔正友(チェ・ジョンウ)ポスコケムテック社長だ。

1982年に大宇に入社した金永商社長は、公の場で「私は33年間営業を手がけてきた生粋の大宇マンだ」と名乗るほど、「大宇マン」に通じる。ポスコが大宇インターナショナルを買収する過程で相乗効果を引き出したという評価を受ける。

金鎭逸元社長は、2004年、常務兼最高情報責任者(CIO)時代にポスコのプロセス革新を主導したという評価を受ける。2014年は權五俊(クォン・オジュン)現会長と次期会長候補群に上がることもある。

呉社長は、ポスコ内部で「マーケティング通」に挙げられる。内部の役員や従業員たちの信頼が厚く、一部では「ポスコのOB(オールド・ボーイ・元ポスコの経営者)が呉社長を推している」という声も出ている。

張社長は研究所出身で、権会長の最側近に挙げられる。研究、事業、マーケティング部門をあまねく経ており、「アイデアが多い」という評価を受ける。

呉社長と張社長は、権会長の哲学や基調を最もよく受け継ぐ人物に挙げられる。

崔社長は、企画と財務部門をあまねく経た。2015年は権会長のグループ構造調整を現場で主導した。

同日、一部の脱落候補者たちは反発した。具滋榮(ク・ジャヨン)元SKイノベーション副会長側は、記者らに配った立場資料で、今回の候補選任過程を「国民向け詐欺劇だ」とし、取締役会の議事録公開を要求した。

ポスコは、CEO候補推薦委員会の資格審査と面接で2人で絞った後、深層面接を経て、最終的な会長候補一人を選ぶ計画だ。以降、取締役会が1人の候補を確定すれば、来月の臨時株主総会と取締役会を経て、ポスコ会長選任の手続きが終わる。


李恩澤 nabi@donga.com