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リボーン世代

Posted June. 21, 2018 09:23,   

Updated June. 21, 2018 09:23

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人生の第1幕は、生まれ、育ち、結婚し、子供を産み、その子が育って結婚し、家を出るまでをいう。それで人生の一つのサイクルが終わる。ソウル大学消費トレンド分析センターが、人生の第1幕を終える年齢の全国50~64歳の成人男女1070人を対象にアンケート調査した結果、人生の第2幕で最も大切なこととして配偶者や子供より「私」を選んだ人が最も多かった。同センターは、このような人生第2幕時代を「リボーン(re-born)世代」と名付けた。

◆産業化と高齢化によって敬老思想まで色あせた。伝統的な農業社会では、息子が農作業をして両親を養わなければならなかった。実際は、両親が死ぬまで息子夫婦と働いても暮らすことが難しかった。産業社会だからといって子供の親の扶養がなくなったわけではないが、次第に親はためた財産で生きていく時代に変わりつつある。子供の助けなく寿命を全うできるなら幸せな人だ。実際はそうできない人がはるかに多い。「私」が大切になるには先立つものがなければならないと考えるともの悲しい。

◆今回の調査で、離婚を悩む友人にしたい助言では、「互いに干渉はやめて、それぞれの生活を楽しむのがいい」という回答が33%で最も多かった。「もう少し辛抱して暮らすのがいい」という回答は25.2%で2位を占めたが、「卒婚」と「離婚」を勧める回答がそれぞれ20.9%で3位を占めた。「互いに干渉はやめて、それぞれの生活を楽しむのがいい」は、離婚はしないが住居は別に暮らす「卒婚」と大差ないと見れば、百歳まで連れ添うという「百年偕老」はもはや過去の話だ。

◆英国の老年学専門家のセラ・ハーパー氏は、「死ぬまで連れ添うという結婚の誓約は考え直さなければならない」と主張した。人間の寿命が長くなり、結婚期間もそれだけ増えている。最近の傾向のように寿命が長くなれば、結婚期間が何と百年になることもあるとハーパー氏は見通した。結婚式で「百年偕老」を誓うことは、寿命がせいぜい40歳や50歳だった時に始まった「特殊な」文化かもしれない。多くが「百年偕老」が可能な世の中になると、「百年偕老」は重荷になってしまったようだ。