北京「他地域車両の北京進入」を年最大８４日に制限

慢性的な交通渋滞を抱える中国・北京市が、北京ナンバーではない車両の北京市内への進入統制を強化することを決めた。

１８日、中国メディア「中国新聞網」によると、来年１１月から北京市ではない他地域で発行されたナンバープレートの車両は許可を受けて北京市内の道路に進入できる日が１年で最大８４日に制限される。海外ナンバーの車両は有効期間が７日間の通行証の発給を受ければ北京市内に入ることができ、この通行証は１年で最大１２回まで発給を受けることができるという。官営チャイナ・デイリーは、「通行証がなければ北京市内の公共道路では走行､駐車ができない」と伝えた。

北京は急速な車両増加のため、ラッシュアワーの渋滞地獄が繰り返されているだけでなく、大気汚染も深刻化している。このため、２０１０年から北京市民の車の購入を減らすためにナンバーを抽選によってのみ発給するよう制度を変えた。

すると実際に北京に暮らしながら、車の販売店を通じて他地域でナンバーを登録し、北京で車を乗り回すマナー違反が増えた。北京市は北京に居住しながら仕事のため車で北京に来る人のために期間制限のない長期通行証を発行してきたが、マナー違反のために通行証発行が急速に増加した。


尹完準 zeitung@donga.com