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ベイル、スーパーゴールで欧州CL3連覇をけん引

ベイル、スーパーゴールで欧州CL3連覇をけん引

Posted May. 28, 2018 08:30,   

Updated May. 28, 2018 08:30

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1-1で並んだ後半16分、イスコ(26)に代わって出場したギャレス・ベイル(29)は、3分後にスーパーゴールを決めた。左サイドからマルセロ(30)があげたクロスをゴール正面で飛び上がっては左足でオーバーヘッドキックを放ち、ゴールネットを揺らした。

27日、ウクライナ・キエフのNSCオリンピスキ・スタジアムで行われた2017~2018欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦。スペインのレアル・マドリードがベイルが挙げた2得点でリバプール(イングランド)を3-1で下して大会3連覇を果たした。前身のヨーロピアン杯優勝5回を含めて通算13度目の欧州制覇だ。1992~1993シーズンからCL体制に転換されて以来、3連覇を達成したのR・マドリードだけだ。ヨーロピアン杯時代、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が3連覇(1974~1976)を達成して以来、実に42年ぶりの偉業だ。通算5度優勝したリバプールは2004~2005シーズンCLで優勝して以来13年ぶりの頂上奪還を狙ったが、R・マドリードの壁に阻まれて挫折した。

この日のヒーローだったベイルは後半44分にミドルシュートで止めを刺すゴールまで決めた。リバプールのGKロリス・カリウス(25)は、ほぼ正面から飛んでくるボールをキャッチできず、後ろにこぼす痛恨のミスを犯した。

決定的な瞬間にベイルを投入する用兵術で勝利をつかんだジネディーヌ・ジダン監督(46)はクラブに欧州CL3連覇をもたらした初の監督になった。スーパースターのクリスティアーノ・ロナウド(33)は、得点こそなかったが今シーズンCLで通算15得点を記録し、6大会連続で得点王になった。

今シーズンのイングランド・プレミアリーグ(EPL)で32得点を挙げて同リーグ得点王になったリバプールのモハメド・サラー(26)は、前半26分にセルヒオ・ラモス(32)とで競り合いで肩を痛めて交代され、涙を流した。サラーは、CL優勝を逃しただけでなく、エジプト代表としてのロシア・ワールドカップ出場も厳しい状況になった。

一方、ロナウドは、メディアとのインタビューで「レアルで過ごした時間はとても良かった。数日内に自分の立場について話す」と言い、退団を示唆し注目を集めた。ロナウドは昨年6月、脱税容疑でスペイン当局の調査を受ける間、フロレンティーノ・ペレス会長(71)の支援が足りなかったとしてR・マドリードを退団したい意向を周囲に打ち明けていたという。


梁鍾久 yjongk@donga.com