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李承佑、「人種差別」発言のイタリアのサッカー解説者を相手取り訴訟

李承佑、「人種差別」発言のイタリアのサッカー解説者を相手取り訴訟

Posted May. 26, 2018 09:02,   

Updated May. 26, 2018 09:02

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「李承佑(イ・スンウ)はACミランを相手にゴールを決めることより、犬肉で作ったおやつを食べる選手としてもっと有名になるだろう」

6日、イタリア・ミラノのサン・シーロ・スタジアム。李承佑(20=ヴェローナ、写真)が後半40分に右足のボレーシュートでACミランのネットを揺らすと、地元テレビ局の解説者は、試合とは関係ない人種差別発言を吐き出した。李承佑が、これに対して法的対応に出た。イタリアのメディア「コリエーレ・デッロ・スポルト/スタディオ」は25日(韓国時間)、「李承佑が解説者の発言に激昂した」とし、「弁護士を通じて訴訟を起こしたが、試合当時の解説者の発言を収録された映像を訴訟資料として提出した」と報じた。

韓国人のサッカー選手に対する人種差別発言は、今回が初めてではない。昨年3月、孫興民(ソン・フンミン=26、トッテナム・ホットスパー)はミルウォールFCとの試合途中、「DVD、3枚に5ポンド」というチャント(歌)を聞かされた。これはアジア人が違法のコピーDVDを販売しているという固定観念から出た人種差別発言だ。コロンビア代表のエドウィン・カルドナ(26=ボカ・ジュニアーズ)は韓国との親善試合で、奇誠庸(キ・ソンヨン=29、スウォンジー・シティ)に向かって目を細めるポーズをしてアジア人を軽蔑する行動をし、国際サッカー連盟(FIFA)から5試合出場禁止と2万スイスフラン(約2200万ウォン)の罰金処分を受けたことがある。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com