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中国で「バッテリー禁韓令」解除のシグナル

中国で「バッテリー禁韓令」解除のシグナル

Posted May. 24, 2018 08:39,   

Updated May. 24, 2018 08:39

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LG化学や三星(サムスン)SDI、SKイノベーションの韓国内電気自動車バッテリーメーカー3社が、中国内の優秀認定メーカーリスト(ホワイトリスト)に名を連ねた。高高度ミサイル防衛システム(THAAD)を巡る対立を前後にして続いてきた「バッテリー禁韓令」が解除されるのか注目が集まっている。

23日、バッテリー業界によると、中国自動車工業協会は前日、ホームページに車両バッテリー分野のホワイトリストの予備名簿を公示した。16社のうち、LG化学、三星SDI、SKイノベーションの現地合弁会社が、BYD(比亜迪)と國軒ハイテク、力神などの中国企業と共に含まれた。これらの企業は、異議申し立ての期間を経て、今月末に最終メンバーに確定される。

韓国国内メーカーは、今回の登録を中国内でのバッテリー販売を回復する好材料と受け止めている。中国政府は昨年1月から、自国企業の育成とTHAAD報復の一環として、韓国製バッテリーを搭載した電気自動車への補助金支給を打ち切った。

中国電気自動車メーカー各社は、車両価格の半分に達する補助金を獲得するため、韓国製の代わりに自国中国産や日本産を使ったため、韓国メーカーは苦戦を強いられた。LG化学と三星SDIが世界最大電気自動車市場である中国を攻略するために、それぞれ南京と西安に設立した工場の稼働率は一時10%水準まで落ちた。SKイノベーションが北京自動車などと設立した北京BESKテクノロジー工場は、完全に稼動が中止となった。

バッテリー業界の関係者は、「ホワイトリストは中国の補助金支給リストと連動しているわけではないので、まだ予断はできないが、韓国国産バッテリーの差別を解消する前向きなシグナルと受け止めている」と語った。


申東秦 shine@donga.com