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「ワンショット非核化」から後退したトランプ氏

「ワンショット非核化」から後退したトランプ氏

Posted May. 24, 2018 08:39,   

Updated May. 24, 2018 08:39

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トランプ米大統領が22日(現地時間)、北朝鮮が「完全な非核化」に着手するなら、非核化過程を最小限に分けてその段階ごとに補償する可能性があることを示唆した。これは、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が主張してきた非核化にともなう「段階的・同時的措置」を一部受け入れるということだ。またトランプ氏は、非核化を条件に金正恩氏と北朝鮮の安全を保証すると明らかにした。トランプ氏は同日、ホワイトハウスで開かれた文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談に先立ち、記者団に対して、「(非核化方式は)一括妥結(all-in-one)が望ましいが、私は断言したくない」と述べた。そして、「一括妥結ができないいくつかの物理的な理由がある」とし、「物理的な理由のために非常に短い期間かかるかもしれないが、本質的にそれは一括妥結だろう」と強調した。

トランプ氏の発言は、一括妥結の原則を確認しながらも、非核化プロセスに段階を置くいわゆる「トランプ式非核化モデル」に重きを置いていることを表わしている。対北朝鮮強硬派のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が「先に核放棄、後に補償」を主張して強調した「リビア・モデル」とは明確に距離を置いたのだ。

またトランプ氏は、「正恩氏の安全を保証する。私たちは開始段階から体制保証を議論してきた」とし、「国は豊かになるだろう」と強調した。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)を条件に金正恩政権に対する安全を保証できると再確認し、民間投資による経済補償の方針を明らかにしたのだ。

その一方でトランプ氏は、「非核化は必ず行われなければならない。私たちは極めて強力な構想と選択肢を持っている」と明らかにし、完全な非核化は譲歩できないと釘をさした。「もし(完全な非核化に必要な)特定条件(certain conditions)が得られないなら、会談を開かないかもしれない」と強調した。文大統領は首脳会談でトランプ氏に、「米朝首脳会談の開催をめぐる北朝鮮の意思を疑う必要がない」とし、「米朝間で実質的で具体的な非核化と体制安定に対する協議が必要だ」と強調した。また、「北朝鮮が非難した『マックスサンダー』演習が終わる25日以降、南北高官級会談をはじめ対話が再開されるだろう」と見通した。


ワシントン=ハン・サンジュン記者 ムン・ビョンギ記者 alwaysj@donga.com · weappon@donga.com