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人工知能で鶏を飼育,LGイノテックがスマートファーム技術開発に乗り出した

人工知能で鶏を飼育,LGイノテックがスマートファーム技術開発に乗り出した

Posted May. 23, 2018 08:31,   

Updated May. 23, 2018 08:31

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LGイノテックは22日、農村振興庁や国立畜産科学院と一緒に、人がいなくても鶏を飼育できる「人工知能スマートファーム技術」の開発に乗り出すと明らかにした。

双方は21日、全羅北道完州郡(チョルラブクド・ワンジュグン)にある国立畜産科学院で、「養鶏スマートファーム技術開発を巡る共同研究業務協約(MOU)」を交わした。鶏の状態をリアルタイムで検知、分析して畜舎の温度や湿度を自動制御し、防疫まで管理する人工知能(AI)スマートファーム技術が開発されるとみられる。

LGイノテックと国立畜産科学院は、家禽類のビッグデータを活用したディープラーニング技術とカメラセンシング技術などを活用して、スマートファーム技術を開発する。この技術が開発されれば、カメラと様々なセンサーが数万羽の鶏の状態や天候などの環境変化を自動的に分析できる。AI技術で養鶏場の温度と湿度も自動的に制御する。鶏の発育状態を分析して、出荷時点を予測できるようになる。

国立畜産科学院は、鶏の成長段階別行動分析の研究と関連標準の開発を担当する。LGイノテックは、カメラと温度・湿度センサーなどで構成された計測システムなどをもとに、病気が疑われる症状を識別するアルゴリズムを開発する。LGイノテックは、2020年まで養鶏農家の現場に技術を適用することを目指している。

LGイノテックの関係者は、「スマートファームで管理する鶏に感染症状が現れれば、直ちに養鶏農家に鶏の状態と位置を教えて、速やかに防疫が可能である」と説明した。


金哉希 jetti@donga.com