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北朝鮮、「核実験場廃棄式典、韓国はずし」、国際記者団だけ元山へ

北朝鮮、「核実験場廃棄式典、韓国はずし」、国際記者団だけ元山へ

Posted May. 23, 2018 08:31,   

Updated May. 23, 2018 08:31

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北朝鮮が豊渓里(プンゲリ)核実験場の廃棄式典に韓国取材陣だけ招待しなかった。ただ、23~25日に予告した核実験場の廃棄は、4ヵ国(米国、英国、ロシア、中国)で構成された国際記者団の参観のもと進められる模様だ。米朝会談の状況を妨げない水準で対米交渉力を高めるために迂回的に韓国をターゲットに圧力を強めているとみえる。これに先立ち、北朝鮮は南北高官級会談を一方的に中止にしたのに続き、脱北女性従業員の送還を要求した。

4ヵ国の国際記者団は22日午前、中国・北京から高麗航空の専用機で北朝鮮の元山に向かった。前日北京に到着した韓国記者団は同日午前、早くから空港で北朝鮮の記者団名簿の受領を待ったが、北朝鮮は応じなかった。北朝鮮が核実験場廃棄の直前に韓国記者団だけ陸路で招待するかもしれないが可能性はほとんどない。政府関係者は、「韓国記者団の豊渓里訪問取材は実現しないとみえる」と伝えた。趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は同日、「韓国記者団の訪朝が実現できず残念で遺憾だ」としつつも、「非核化の初期措置である豊渓里核実験場の廃棄が予定通りに行われる点は注目する」と明らかにした。

一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日(現地時間)、ホワイトハウスでトランプ大統領と韓米首脳会談を行った。文大統領はトランプ氏と通訳を除いて同席者なく会談を行い、先月27日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が  徒歩橋での会談などで明らかにした非核化構想を伝え、完全な非核化に行くために北朝鮮に提供する体制保証と経済支援案について議論したという。これに先立ち、文大統領はトランプ政権の非核化交渉を率いるポンペオ国務長官とボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)と会った。鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長は、ワシントンに向かう機内で記者懇談会を行い、「(米朝首脳会談は)99.9%成し遂げたと考える」とし、「私たちが北朝鮮側の立場で(状況を)理解をする方向で悩んでいる」と話した。


申晋宇 niceshin@donga.com · 韓相準 alwaysj@donga.com