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銅雀区の「讓寧大君の墓地」が18年ぶりに市民の懐に

銅雀区の「讓寧大君の墓地」が18年ぶりに市民の懐に

Posted April. 27, 2018 08:14,   

Updated April. 27, 2018 08:14

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18年間出入りが統制された世宗(セジョン)王の長兄である讓寧(ヤンニョン)大君の墓地が再びオープンする。

ソウル市と銅雀区(トンジャクク)は、讓寧大君李禔(イ・ジェ、1394~1462)の墓地(銅雀区讓寧路167)を27日、市民の休憩・文化空間として開放すると、26日明らかにした。讓寧大君の墓地は文化財管理のため、2000年から出入りを制限してきた。

朝鮮時代、太宗(テジョン)の長男である譲寧大君は世子に冊封されたが、弟のチュンニョン大君(世宗)に譲位を譲ろうとして、わざと奇行を事として廃位されたと伝えられている。

讓寧大君の墓地は、面積が1万5281平方メートルで、妻の光山金氏と合葬した墓地1基と、これらの夫婦の位牌を祀った祠堂「至德祠(チドクサ)」がある。讓寧大君がよく登って国事を心配したとして名付けられた國師峰(ククサボン)の北岸に位置している。1765年、崇礼門の外に建設された至德祠は、1912年、今の場所に移した。その中には詩書に長けていた讓寧大君が直接書いた崇礼門の扁額拓本などがある。

墓地開放は毎週火~土曜日、午前9時~午後5時であり、入場は無料だ。市は近くの國師峰の遊歩道を整備して、讓寧大君の墓地から國師峰、上道(サンド)近隣公園をつなぐ「歴史テーマのトゥレ道」も年内に造成する計画だ。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com