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「非核化」を除くすべての議題調整を終了

「非核化」を除くすべての議題調整を終了

Posted April. 26, 2018 08:11,   

Updated April. 26, 2018 08:11

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韓半島非核化に向けた議論の出発点となる27日の南北首脳会談を目前にして、南北、韓米そして米朝間のムードが緊迫している。

韓国と北朝鮮は、軍事緊張の緩和など主要懸案の調整を終え、会談では最大争点である非核化の議論に集中するという。鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長は25日、米ワシントンでボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)に会って、非核化の議題に対する韓米の協力について話し合った。トランプ米大統領は24日(現地時間)、訪米中のマクロン仏大統領との首脳会談後の共同会見で、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ができるだけ(私に)早く会いと言っていると聞いた。(米朝会談に向けて)私たちは非常に良い議論をしている。正恩氏は非常に尊重に値する」と話した。

尹永燦(ユン・ヨンチャン)大統領国民疎通首席秘書官は25日、緊急記者会見を行い、「鄭義溶室長が米国を訪れ、25日未明にボルトン氏に会い、南北首脳会談の準備状況、特に韓半島の非核化という目標の達成に向けた両国間の緊密な協力について意見調整を終えた」と明らかにした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は金正恩氏と会った後、トランプ氏と電話会談を行い、5月半ばに米国でトランプ氏と会談を行うことを決めた。

鄭氏が、南北首脳会談の2日前に米国に飛んで行ってホワイトハウスと緊急協議を行ったのは、首脳会談の議題に対する南北の最近の議論の結果を説明し、特に非核化交渉に対するトランプ政権の意見を聞くためと見られる。大統領府は、首脳宣言文に文氏が強調した「完全な非核化」に向けた合意を含める案を推進している。非核化のほかに軍事的緊張の緩和や南北連絡事務所の設置、南北首脳会談の定例化など南北関係関連の議題は水面下の調整を終えたという。与党関係者は、「首脳間の議論を除くすべての会談準備は終わったと見ていい」と話した。

南北は同日、板門店(パンムンジョム)で南北首脳会談の合同リハーサルを行った。金正恩氏は出迎えた文氏と共に徒歩で軍事境界線を越えた後、国軍儀仗隊を査閲し、会談場に同時に入ると見える。複数の消息筋によると、最近、国連軍司令部は儀仗隊査閲の計画を通知されたという。国連軍司令部の管轄地域である板門店で軍儀仗隊の査閲が行われるのは初めて。


ムン・ビョンギ記者 ソン・ヒョジュ記者 weappon@donga.com · hjson@donga.com