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仁川空港、クウェート空港を運営する

Posted April. 24, 2018 08:14,   

Updated April. 24, 2018 08:14

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仁川(インチョン)国際空港公社が、クウェートから約1400億ウォン規模の空港運営事業を獲得した。政府は今回の受注を機に、今後、中東などで空港運営のノウハウを輸出するプロジェクトを獲得するために拍車をかける方針だ。

国土交通部(国土部)は、仁川国際空港公社が1万2760万ドル(約1365億ウォン)規模のクウェート国際空港第4ターミナルの運営権を受注したと、23日明らかにした。仁川空港公社は来月から8月までの3ヶ月間、クウェート国際空港第4ターミナルを試験運用後、2023年までに運営、メンテナンスを担当することになる。発注先はクウェート政府だった。

クウェート国際空港は昨年、1200万人の乗客が利用した中東地域のハブ空港というのが仁川空港公社の説明である。そのうち、第4ターミナルは年間最大で450万人を収容できる国際線ターミナルであり、今年下半期(7〜12月)にオープンする予定である。国籍航空会社であるクウェート航空がここを利用することになる。

今回の事業は、仁川空港公社が2009年にイラクのアルビル新空港事業を受注後、9年ぶりに獲得した海外空港事業である。これに先立って、2012年にミャンマー・ハンタワディ新空港開発事業、2016年にインドのゴア新空港運営事業、2017年にセルビアのベオグラード空港運営事業などに入札したが、続々と苦杯を喫した。今回のクウェート事業では、フランスのADP、ドイツプのラポルト、トルコのTAV、アイルランドのダブリン空港公社などを破って、仁川空港公社が運営事業者として最終的に選ばれた。

仁川空港の関係者は、「今年、仁川空港第2旅客ターミナルを成功裏にオープンさせたことを、クウェート政府が高く評価した」と今回の受注背景について説明した。

国土部は今回の成果をもとに、今後の出てくるクウェート国際空港第2ターミナルの委託運営事業も獲得したいという構想である。年間1300万人の乗客を処理できる第2ターミナルは、2022年の完成をめどに工事が進められている。クウェート政府が、首都クウェートシティーを中東の物流、金融の中心地として育成するための「ニュークウェート2035」プロジェクトを推進しており、空港以外の分野でも韓国企業が進出できる事業が出てくるとみられる。


千浩晟 thousand@donga.com