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「北朝鮮のCVID非核化」にクギを刺した韓米首脳

「北朝鮮のCVID非核化」にクギを刺した韓米首脳

Posted April. 20, 2018 08:19,   

Updated April. 20, 2018 08:19

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、「北朝鮮は完全な非核化の意思を表明している」とし、「在韓米軍の撤収や米国が受け入れられない条件を提示することもない」と述べた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、北朝鮮を訪れた、米国務長官に指名されたポンペオ氏らに「完全な非核化」要求を受け入れる考えを伝えたことを強調した。

文氏は同日、大統領府で開かれた報道機関社長団との昼食懇談会で、「(北朝鮮は)ただ北朝鮮に対する敵対政策の終息、次に体制の安全を保障することを言っている」とし、「その点が確認されたので、米朝会談の開催に至った」と説明した。金正恩氏がポンペオ氏と非公開会談を行った中、北朝鮮が完全な非核化の意思を明らかにし、その見返りに米国に体制安全の保障を求めたことが確認されたということだ。

さらに文氏は、「南北首脳会談や米朝首脳会談で、非核化や平和体制、米朝国交正常化、さらには北朝鮮の経済発展に向けて国際的に支援する原則的な合意は難しいとは思わない」との考えを示した。

ただ、「その目標をどのように具体的に実現させていくのか、これは(合意が)容易ではない」とし、「窮極的に米朝間の合意が必要な部分」と強調した。また、「ディテールの悪魔を克服することが最大の課題」と強調した。最短期間の非核化を求める米国と非核化に向けた段階的・同時的措置を求める北朝鮮との間に依然として少なからぬ隔たりがあるということだ。

 

これと関連してトランプ米大統領は18日(現地時間)、安倍晋三首相と首脳会談を行った後、共同記者会見で、「北朝鮮が『完全かつ検証可能で不可逆的な方式の非核化(CVID)』を達成すれば、北朝鮮には明るい道がある」と明らかにした。

 

しかし、「米朝首脳会談に成功の見込みがない場合は(会談に)出席しない」とし、「会談が生産的でなければ退席し、私たちがしてきことを継続する」と警告した。

 

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は、「重大な歴史的時期の要請に合わせて新たな段階の政策的問題を討議・決定するために労働党中央委員会第7期第3回全員会議を20日に招集することを決めた」と報じた。このため、北朝鮮が米朝首脳会談を公式化し、核政策基調の変化を公開する可能性があるという観測が流れている。


ムン・ビョンギ記者 ワシントン=パク・ジョンフン特派員 weappon@donga.com · sunshade@donga.com