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「寧辺新原子炉、試験稼動…衝突の火種なることも」 米紙報道

「寧辺新原子炉、試験稼動…衝突の火種なることも」 米紙報道

Posted March. 29, 2018 08:20,   

Updated March. 29, 2018 08:20

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北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設のうち新たに稼動を始めた原子炉が米朝首脳会談の核心議題に浮上する可能性があると、米紙ニューヨーク・タイムズが27日付で報じた。トランプ米大統領が、5月に予定された米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に会って核兵器の放棄を説得するだろうが、非核化に向けた実際の行動を求めるうえで、(該当原子炉のような実際の核施設の処分問題は)単なる非核化の説得以上の課題として登場する可能性があるということだ。

同紙は、外交・安保専門誌「ジェーンズ・インテリジェンス・レビュー」が今月半ばに発表した資料を引用して、2月25日に寧辺核施設の新規実験用軽水炉で初めて煙が立ち上る様子を、衛星写真を通じて確認したと伝えた。2013年に建設が完了したこの施設を正式に稼動する前に、ガスの排出ロをテストしたと見える。実際の稼動は年末か来年に可能だろうと付け加えた。

北朝鮮は、民間の電力の生産用に建設したと主張している。しかし同紙は、「北朝鮮はすでに以前に査察のための国際視察団を追放した」とし、「核兵器用プルトニウムを生産する可能性がある。この原子炉が米朝首脳会談を難局に陥れる可能性がある」と指摘した。また、寧辺原子炉がホワイトハウス内の「超強硬タカ派」が望むレベルで処理されなければ、「(米国の)軍事行動を正当化する素材に使われかねない」と懸念を示した。


韓基渽 record@donga.com